行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする25年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

カズオ・イシグロさん、おめでとうございます!

2017-10-06 07:46:43 | 映画
 日系イギリス人のカズオ・イシグロさんが、

 ノーベル文学賞を受賞された!

 同氏の作品は、実は読んだことは無いのですが、

 映画化された彼の作品である「日の名残り」

 原題(The Remains oh the Day)を、

 行政書士になる前の20年以上も前に見ました。

 名優アンソニー・ホプキンスの演じる英国の執事が、

 名女優エマ・トンプソン演じる女中頭に

 心を寄せながらも自らの心を滅して、

 執事として忠実に執事を務める姿は、

 西洋人というよりは、寧ろ、

 滅私奉公といわれる日本人的な家臣

 とどこか重なるのです。

 しかし見ている側は、その執事の姿に

 感銘はするものの、自らを滅してしまうその姿に

 「何と歯がゆい!」そう思ってしまう

 観客は相当多かったと思います。

 心の微妙な葛藤を実に繊細に描いた、

 私の心に残った映画3本の内の一つです。

 1954年生まれと私と同年齢で、

 亡き老父もかつて米国の会社から

 スカウトされたことのあったと聞いていたので、

 もし、仮に米国に移り住んでいたらと考えると

 何か不思議な親近感を覚えてしまいます。

 なお、同じ1954年生まれの超写実画家で、

 スペイン在住であったグスタボ磯江氏の作品も、

 機会があれば是非一度ご覧いたたきたいと思います。

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ヴァチカン美術館へ行きました!

2015-03-31 21:12:00 | 映画
 先月、ヴァチカン美術館を見に行きました!

 (エイプリル・フールかな?)

 正解です! 実は、日本国内での話です!

 つまり、4K画像+3D映像によって

 撮影された、映画を見に行きました!

 ヴァチカン美術館秘蔵の作品は、

 原則として、国外に持ち出されることありません。

 そんな貴重なヴァチカン美術館所属のコレクション、

 見逃すことは絶対にできません!

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新藤兼人監督のスタッフだった? 叔母

2012-06-04 12:08:44 | 映画

 1961年、当時まだ小学校の一年生になったか、ならないか

 くらいの年頃、母の実家で「裸の島」という映画の話題で、

 持ちきりだった事がある。何か国際的な映画際で賞を貰い、

 その映画の制作スタッフ(記録)として、母の妹である

 叔母が参加していたらしいのだ。

 http://blog.livedoor.jp/michikusa05/archives/51750798.html

 子供であった私には、「裸の島」というその映画の題名に

 何か違和感さえ感じて、一切の興味を示さなかったのであった。

 つまり、つい最近まで詳しくは何も知らなかったのである。

 その叔母が某特別擁護老人ホームに入所していて、

 見舞いの際の会話のネタとして、遠い記憶を辿って、

 何か話題は無いかとネット検索をしてて、

 はじめて詳しいことを知った次第なのである。

 「情けないわね。今頃になって知るなんて!」と、

 27年前に既に他界している母に叱られそうである。

 新藤監督の葬儀にも行けない寝たきりの叔母への、

 次回見舞いに行った時、何と言えば良いのだろうか・・・。

 高齢者に知人の訃報を伝えるのは、やはり辛いことである。

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バチカンの教皇選挙(コンクラーベ)は、会社法特別決議の原型か?

2009-05-24 08:26:15 | 映画

 パート1である、ダヴィンチコードは見に行かなかったのですが、このパート2である”天使と悪魔”を見に行きました。

 この映画の舞台であるバチカンといえばカトリック教徒にとっては聖地です。そのバチカンの教皇選挙である、コンクラーヴェ(Conclave)という独特な儀式を舞台にした架空の事件のお話しです。

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 このコンクラーヴェですが、1268年クレメンス4世死去後の教皇選挙が紛糾して3年近く空位が続いたことに怒った民衆が選挙者たちを会場から出られないように閉じ込めた(Con=with Clave=key)こと、つまり鍵で閉じ込めて無理矢理に教皇を選ばせたという故事があり、これがコンクラーヴェの起源といわれています。

 世界中におよそ10億人いるカトリック教徒達の代議員でもある約120人前後いる枢機卿(日本人の枢機卿もいますよ!)のうち、80歳未満の枢機卿全員がヴァチカンに集結して、選挙者としてローマ教皇を選出するそうですが、何と三分の二以上の得票数が必要なのです。1179年までは過半数で良かったようですが、それ以後は三分の二以上の得票が必要となったようです。

 これって、株主総会の特別決議(出席者の三分の二以上の得票を要する。)と極めて似ていますよね。つまり、近代世界各国の商法、会社法に於ける株主総会での議決方法のうちの特別決議の起源は、実はローマカトリック教会教皇選挙であるコンクラーヴェでの教皇選出手法を真似たのではないか?との推測が成り立ちそうです。

 ところで、選挙で三分の二以上の得票と得るというのは、実はかなり大変な事なのです。一般的には圧勝といわれるような数字です。ですから、そうは簡単に決まらず、何度も何度も三分の二以上の得票数が得られるまで、繰り返し投票が行われるようです。まさに”根比べ(コンクラーヴェ)”なのです。

 煙突から黒い煙が出れば、投票で教皇選出ならず。白い煙が出れば、投票で教皇選出という、ローマ市内にあるバチカン公国サンピエトロ広場で新しい教皇の誕生を待っている多くのカトリック信徒達にも分かる伝統的な合図方法なのだそうです。

 1978年当時、カトリック教徒が多いメキシコに居た私は、数ヶ月の短命に終わったヨハネ・パウロ1世と、その後27年の長期政権となったヨハネ・パウロ2世のコンクラーヴェをTVで見た記憶があります。

 ちなみに、この映画ですが、チケットと座席番号まで、その予約をインターネットで行いました。便利な世の中になったものです。更に、私50歳以上なので、夫婦50割が使えます。ですから、カミさんと二人で2千円ぽっきりでした。

 何か、50歳を過ぎて初めて徳をした気持ちです。これからは、座席はネットで予約し、お代は夫婦50割を活用して、映画鑑賞を趣味にしましょうかね。

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ポール・ニューマン逝く!

2008-09-29 01:39:36 | 映画

 ハリウッドの名優で、24時間耐久レース、ル・マンのドライバーでもあったダンディーなオジサン、ポール・ニューマン氏がお亡くなりなりました。享年83歳だったようです。特に、大好きな俳優さんではないのですが、彼の出演した「明日に向かって撃て!」と「スティング」は、今でも私の大好きな映画です。

 「明日に向かって撃て!」は、実際に存在した列車強盗のブッチ・キャシディーとサンダンス・キッドの物語をデフォルメして描いた映画なのですが、それをどこか面白・可笑しく、メルヘンチックに、そして、とても綺麗な映像の映画に仕立ててしまった秀作です。そして、ハリウッドにありがちな、ハッピーエンドでは終わらせなかった映画でもあったのでした。つまり、強盗は強盗として、ちゃんと滅び去るようなエンディングにした映画なのです。

 ところで、ポール・ニューマン演ずるブッチ・キャシディーが、キャサリン・ロス演ずる恋人を自転車の前に座らせて、緑溢れる野原を走り回るシーンは、当時流行したB.J.トーマスの「雨に濡れても」の曲をBGMにして、まるで夢の中に居る様なシーンでした。そのシーンは、36年近く経った今でも忘れる事ができないシーンとして、私の脳裏に鮮やかに残っています。

 また、スペイン語が分かるようになってから、この映画を中南米のM国で再度見た時、ポール・ニューマン扮するブッチ・キャシディーが逃亡先のボリビアで、たどたどしいスペイン語で「手を挙げろ!持っている金をすべて出しなさい!Manos arriba! Dame todos dineros que tienes !」と、どこか間が抜けた憎めない銀行強盗の台詞になっていたのを、現地の人々と共に笑い転げて見た事も思い出しました。

 一方、「スティング」は、法が裁けない悪党組織を、頭脳を使った大がかりな芝居を仕立てて、見事に騙して復讐してしまうという痛快なストーリーの映画です。日本のVシネマ俳優、哀川翔のヒットシリーズであった「借王(シャッキング)」では、この映画「スティング」と全く同じ手法が模倣・継承されました。

 ポール・ニューマンの出演した映画は、若い頃の「ハスラー」とか、70年代後半の「タワーリング・インフィエルノ」、80年代の評決なども見ましたが、この1970年前後に出演した頃が、彼が最も魅力的な俳優であった時期ではなかったかと、私は思っています。そして、今日、陽はいつかは必ず沈んでしまうのだなぁ!と、改めて時の流れの速さと、一つの時代の終焉を感じさせた訃報でもありました。

 名優で、お洒落な俳優でもあったポール・ニューマン氏のご冥福を心よりお祈りします。

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