<鼻歌で散歩>

くも膜下出血で受け死にかけました。鼻歌を歌って散歩しながら体力つけて100まで生きるつもりです。

日本だって外人が珍しかった

2006-11-14 16:46:32 | ガルマルの鼻歌で散歩
今から二十年以上も前のことです。私は西日本のある地方都市に住んでいました。そこに、アメリカ人の知り合いが来たんですが、大変でした。人口三十万人程度の年なんですが、見た目ですぐ外人とわかる人が少ないんですね。もちろん、アジアからきた人たちはたくさんいるんですが、見た目では外人かどうかわからないんです。

それで、そのアメリカ人と街を歩いていると、周りの人が「外人、外人」といって、騒ぐんですね。中には有機のある人がいて片言の英語で話しかけたりしました。まあ、外人が珍しかったころの話です。いまじゃ、どこいったって、そんな騒ぎは起きないんでしょうがね。

そんなわけで、私がハノイの町を歩いていると、よく英語で話しかけられます。私の顔立ちがイギリス人のようだからかなと最初は思っていましたが、そうでもないみたいです。たんに、外人が珍しいからなんですね。

「あーゆーじゃぱにーず、おあ、ちゃいにーず?」
ってのが一番多い質問です。だいたい、中国人か日本人だと思われるみたいです。一回だけ、韓国人と思われたことがあります。

というわけでちょうど日本の二十年位前と同じ状態かなと思うんです。なんとなく、外人が珍しいんですよね。

車のマナーがいいのか、悪いのか?

2006-11-14 11:00:09 | エコロジジイの落ちない噺
えー、福引一等賞でベトナム一年間のたびが当たった八のスーツに隠れてハノイにやってきたエコロジジイでございます。さて、現在は、何とかという世界中のえらいさんが集まって金儲けの話をする会議が始まったのであちらこちらの道路が閉鎖されたりして、どこに行くのも大変です。

で、この街を走るバイクの量には驚きます。しかも、ほとんどが日本の会社のバイクです。そのなかでも、ホンダのバイクの多いこと。びっくししますわ。

なんでも、ほとんどの人が免許を持ってないそうで、信号は無視するわ、歩道の上を走るわ、道路いっぱいに広がって走っています。まあ、最初のうちは、ほとんど無法状態に見えました。

ところが、しばらくして慣れてくると、意外とそれなりのルールがあるような気がします。原則は、早い者勝ちです。たとえば、日本ですと、直進車が優先で右折の車は待たなければいけません。でも、ここハノイでは、先に交差点に入った車が優先なんです。とにかく、相手の進路をふさいだものが優先で、ふさがれたものは待たなければいけないのです。日本のルールで考えていたから無法地帯に見えたんだと、自分の視野の狭さに反省するしだいなのであります。

そんなわけで、八と熊とあたしは日本で住んでいる長屋より少し広いアパートで共同生活中なのであります。

照明が明るいのは日本くらいなのかなあ?

2006-11-13 11:36:05 | ガルマルの鼻歌で散歩
ところで、日本は家の中が明るいと思いませんか。こんなに明るい国というのはあまりないのではないでしょうか。たとえば、ヨーロッパの映画なんか見ても家の中が暗いんです。ひょっとすると、アメリカの家は明るいかもしれない。行ったことがないからわからないんですけど。あの、ハリウッド映画のように、ぴかっと明るいかもしれない。

まあ、そんなわけで、部屋の明るさの国際的な比較をするつもりはございません。このごろ、年のせいか、本の字が見えにくくてしょうがないんです。だから、部屋を明るくしたいんですよね。たとえば、フロアスタンドのようなもんで、読んでいる本だけ明るくするということもできるかもしれません。でも、ふと、本から目を離して、部屋の中を見よ移しても焦点が合いにくくて目が疲れてしまうんです。そんなわけで、部屋は全体を明るくしたいんです。

そう考えながらふと思ったんです。ひょっとして日本の部屋が明るいのは、読書のせいじゃないかって。きっと、部屋が暗い国の人たちって、本をあんまり読まないんじゃないでしょうか。

なにしろ、町中がきれいなのだ

2006-11-13 11:28:26 | ガルマルの鼻歌で散歩
えー、APECが行われている街にいるガルマル@福引一等賞です。きょうからAPECですが、町中に規制がかかってあちこちが渋滞しています。APECの時ってのは、どこの国でも、こんなんになるんですかね。なんでも、アジアと太平洋の国々がする経済に関する会議なんだそうです。各国から、結構偉い人がくるんだそうです。まあ、このごろの傾向なんですが、経済というものが幅を利かせるようになりましたね。

なんていうんでしょうか、経済学というものの特徴は、人間の欲望には限度がないというのが前提なんですね。でも、現実には限度があるわけで、そのために、なんとなく、うまくいっているというところなんでしょうか。ある意味、経済学というのは、人間の欲望を数値化したものといえるかもしれません。

とまあ、そんなことよりも、今日のハノイの町はきれいなんですよ。ごみがすべてちゃんと片付けられているんです。この辺がベトナムの人のすごいところかもしれません。とはいっても、この経済の会議が終われば、また、もとのように、ごみが増えるとは思うんですがね。そんなわけで、人間の欲望が増えて経済の会議が増えると、ハノイのごみが減るという話でした。

欲望ってのは尽きないもんかな

2006-11-13 09:36:45 | ガルマルの鼻歌で散歩
そういうえば、欲望という名の電車という小説家、映画があったなと思うんです。たしか、欲望という名の電車に乗って、絶望という名の駅で降りるとか、そんなかんじでしょうか。

そんなのはどうでもいいんですが、えー、どうも、欲望に負けてしまいます。共産主義と資本主義との対立というのは、きっと、理性と欲望の戦いだった様な気がします。そして、最近の動向を見ると、欲望が理性を打ち負かしたという感じですね。まあ、共産主義も科学という神を信仰するという意味で宗教とすれば、古今東西の宗教というのは、人間の欲望を禁止することが大きな目的だったような気がします。信者の欲望を抑えることで、その宗教の偉いさん達は自分たちの欲望を増大させていったんですね。

ってな、わけで、やっぱり、欲望とうまく付きあわないとなと、思う次第なんです。

人間 いつかは死ぬんだよな

2006-11-12 14:40:16 | ガルマルの鼻歌で散歩
まあ、そんなわけで、はらたいらさんに続いて、宇井純もなくなったんですね。全然、分野の違うお二人ですが、私が知っている人ということで。

お二人とも、若いという印象があったのですが、なくなるようなお年だったんですね。えー、人間いつかは死ぬんだなって改めて思った次第です。

ハノイのバイクは日本製

2006-11-09 20:24:22 | ガルマルの鼻歌で散歩
二年間の海外旅行中のガルマルです。ただいま、ハノイなんです。来週にAPECがあるそうで、町中が混雑しています。というわけで、この町はバイクが多いんです。なにしろ、道中バイクです。道をプールに例えれば、水がバイクです。プールの利用者が車になります。水をかき分けながら車である水泳する人が泳ぐわけであります。

そのバイクなんですが、なんと日本製が多いんです。新聞によると本田が五割、鈴木とヤマハが残りをわけるってな感じです。隣のラオスや中国にたくさんある中国製のバイクはほとんどないんです。聞いてみたら、中国製はすぐ壊れるからベトナム人は乗らないとのことです。まあ、日本の高いバイクが溢れているってことは、この国の人の生活レベルは上がってるってことなんでしょうね。

これからも、どんどん伸びて行く国って感じがします。

ああ、ショック」

2006-11-08 10:53:21 | ガルマルの鼻歌で散歩
泉谷しげるさんの黒い鞄という曲があります。あるひ、黒い鞄を持って歩いていると、警察に呼び止められて、中に何が入ってるんだと詰問されるのがテーマの曲だったと思います。私の場合は、特に、黒い鞄を持たずにあるいていたのです。しかも、警察に呼び止められたわけでもないのです。でも、黒い鞄という曲との共通点は突然、あっと驚くようなことが起こったことなのです。

まあ、この街ではどうってことのない話なんですが、実は、道端に犬の丸焼きが置いてあったのです。国によっては、犬を食べるんですが、なんとなく、丸焼きをいきなり見るというのは、仰天するもんですな。あそこにありますよって前もっていわれていれば、心の準備ができるってもんですが、いきなり丸焼きがあるとびっくりするもんです。

勝手なものだとは思うんですが、あれが豚の丸焼きだったら驚かないと思うんですよね。それほど頻繁ではなくても、あるていど、見たことはありますからね。でも、犬の丸焼きというのは、あまりお目にかかることがないので、引いてしまうわけです。

それにしても、犬の丸焼きはちょうど豚の丸焼きのような色に焼けていて確かにおいしそうには見えました。でもなあ、犬好きの人には耐えられないんだろうな。

というわけで、今日も散歩は続きます。

八がガルマル師匠と出会った

2006-11-07 13:09:33 | エコロジジイの落ちない噺
ガルマル師匠に続いて、八までが福引に当たりましてね。ただし、八は二等賞で、二年間、ベトナムの旅があたったんです。こんなことがあるんですね。あたしもね、熊と一緒に八のスーツケースの中に入ってベトナムに着たんです。

そしたらね、八の話じゃ、街を歩いていたら偶然、ガルマル師匠に会ったって言うじゃないですか。なんとまあ、不思議なことがあるもんで。あたしたちはね、日本で住んでたみたいな長屋のアパートを借りているんです。ガルマル師匠は、どうも立派なホテル住まいらしいんですがね。一等賞と二等賞じゃ、泊まれるところもずいぶん違うもんですな。

まあ、そんなわけで、八がガルマル師匠とハノイの街で出会った、ということなのです。

あれ、八だ

2006-11-06 22:31:28 | ガルマルの鼻歌で散歩
ある日、とことことハノイの街を歩いていると、急にあたしに話しかける人がいるんですよ。

「おっ、ガルマル師匠じゃないか」

というので、よくみると、なんと、八五郎さんなんですね。

ガ「ああ、八さんか。なんで、こんなとこにいるの?」

八「いやさ、福引きで二年間のベトナム旅行が当たってさ」

ガ「えっ、奇遇ですね。あたしも、福引きで二年間の海外旅行が当たってここにいるんですよ」

八「そうそう、ガルマル師匠のは一等賞なんだ。だから、世界旅行。おいらのはさ、二等賞だからベトナム旅行なんだ」

ガ「ああ、そうですか。で、隠居や熊さん達は元気ですか?」

八「ああ、元気だよ。一緒に来てるんだ」

ガ「えっ、皆さんご一緒で。よくここまで来るお金が長屋の人達にありましたね」

八「いやね、飛行機に乗ったのはおいらだけでさ、後の二人はスーツケースの中に入ってここまで来たんだ」

ガ「ああ、そうですか」

なんて、会話をしたのでした。なんでも、安いアパートを借りて暮らしているんだそうです。そのうち、隠居さんに会いに行くことにしましょう。

日本は長袖かなあ

2006-11-05 10:27:47 | ガルマルの鼻歌で散歩
日本は、もう長袖の季節でしょうね。皆さん、秋のファッションを楽しんでいることでしょう。私のいるハノイは、朝の空気は多少冷たいものの、まだ、半袖で過ごすことができます。今は、雨の少ない時期だそうで、雨の降らない日が続いています。でも、晴れというわけではなくて、なんとなく、霞んでいます。ハノイを一歩出ると、快晴のところが多いのに。

まあ、そんなわけで、そろそろ日本が恋しくなっているガルマルなのであります。

ガルマル師匠はいずこに

2006-11-04 19:11:39 | エコロジジイの落ちない噺
えー、なんですなあ、秋というか、もう11月なんですな。福引きが当たって、二年間の海外旅行に出かけているガルマル師匠は今ごろ何をやってるんでしょうなあ。時々、このブログに投稿してますが、本当に海外にいるんでしょうかね。案外、海外に行って振りして、日本のどこかにかくれていたりしましてな。あの師匠のことですから、本当はどこにいるんだかわからないんですなあ。

智恵子抄

2006-11-03 00:20:48 | ガルマルの鼻歌で散歩
「僕の前に道はない」は、道程ですが、「千恵子は東京に空が無いといふ」は智恵子抄です。実は、ハノイに神保町の古本屋の店頭で百円で売っていた高村光太郎の詩集をもってきました。ハノイに高村光太郎というのもなかなかオツではないでしょうか。

というわけで、「私はハノイに空が無いといふ」といいたい。ハノイがぴかっと晴れることがないんです。いつも、もやがかかっているような空です。ベトナムの他の地域はぴかっと晴れていても、ハノイだけは何となくさえないのです。それに、虫の声がないんです。蝉の声もバッタの声もないのです。はてどうしてなのかな。ひょっとしたら、アメリカ軍の枯葉剤のせいなのかしら。

というわけで、ハノイと高村光太郎ってのはいい組み合わせだなってとこでした。

相対と絶対

2006-11-02 12:28:00 | ガルマルの鼻歌で散歩
福引で当たった二年間の海外旅行中のガルマルでございます。現在、ベトナムはハノイに滞在中なんです。いやー、ここの交通事情はすごいんです。なにしろ、バイクが道路中にあふれていまして、混んでくるとちょっとの隙間があると、間に割り込むという感じです。一応、車は右側を通ることになっていますが、混んでくると右だろうが左だろうが空いているところを走ります。というわけで、ひどいときは、歩行者が歩くためにある歩道の上をバイクが群れを成して走り出します。

他にも、日本の交通法規だと細い道から太い道に侵入するときは一時停車が原則なんですが、そんなもんはどこ吹く風で交通量の多い広い道路に脇の狭い小路からバイクが猛スピードで広い道路に突っ込んできます。太い道を走ってる車はバイクが突っ込んでくるたびに驚いて急ブレーキを踏むわけでござんす。まあ、そのうち慣れるんですが、最初のうちははらはらしながら車に乗っていたのでございます。

というわけでですね、あたしは考えたんですよ。絶対と相対ということをね。たとえば、道路では交通法規が絶対なんですね。たとえば、直進は右折に優先するとか、交差点では信号を守るというのは絶対なわけです。このような交通法規が、それぞれの人のそれぞれの事情で時と場合によって違っていたら、大変なことになります。交通事故だらけで道を安心して歩けないことになります。あたしたちは、横断歩道を人が渡るときは、車は止まって待つということで安心していられるわけです。ところが、これが守られないことになったら、怖くて横断歩道を渡れないでしょう。

ところが、ハノイの交通法規は絶対ではないのです。時と場合、人によって、違います。その時々に応じた、交通法規が存在するのです。そんなわけで、この国の交通法規は相対の交通法規なのであります。

まあ、地元の人に聞くと、こんなに道路状況がひどくなったのは最近のことで、田舎もんがハノイに集まるようになってからだとのことでした。20年前までは本当に静かな町だったそうです。しかも、バイクを運転している人の半分は免許を持たないんだそうで、交通法規があるということすら知らないのであります。