<鼻歌で散歩>

くも膜下出血で受け死にかけました。鼻歌を歌って散歩しながら体力つけて100まで生きるつもりです。

相対と絶対

2006-11-02 12:28:00 | ガルマルの鼻歌で散歩
福引で当たった二年間の海外旅行中のガルマルでございます。現在、ベトナムはハノイに滞在中なんです。いやー、ここの交通事情はすごいんです。なにしろ、バイクが道路中にあふれていまして、混んでくるとちょっとの隙間があると、間に割り込むという感じです。一応、車は右側を通ることになっていますが、混んでくると右だろうが左だろうが空いているところを走ります。というわけで、ひどいときは、歩行者が歩くためにある歩道の上をバイクが群れを成して走り出します。

他にも、日本の交通法規だと細い道から太い道に侵入するときは一時停車が原則なんですが、そんなもんはどこ吹く風で交通量の多い広い道路に脇の狭い小路からバイクが猛スピードで広い道路に突っ込んできます。太い道を走ってる車はバイクが突っ込んでくるたびに驚いて急ブレーキを踏むわけでござんす。まあ、そのうち慣れるんですが、最初のうちははらはらしながら車に乗っていたのでございます。

というわけでですね、あたしは考えたんですよ。絶対と相対ということをね。たとえば、道路では交通法規が絶対なんですね。たとえば、直進は右折に優先するとか、交差点では信号を守るというのは絶対なわけです。このような交通法規が、それぞれの人のそれぞれの事情で時と場合によって違っていたら、大変なことになります。交通事故だらけで道を安心して歩けないことになります。あたしたちは、横断歩道を人が渡るときは、車は止まって待つということで安心していられるわけです。ところが、これが守られないことになったら、怖くて横断歩道を渡れないでしょう。

ところが、ハノイの交通法規は絶対ではないのです。時と場合、人によって、違います。その時々に応じた、交通法規が存在するのです。そんなわけで、この国の交通法規は相対の交通法規なのであります。

まあ、地元の人に聞くと、こんなに道路状況がひどくなったのは最近のことで、田舎もんがハノイに集まるようになってからだとのことでした。20年前までは本当に静かな町だったそうです。しかも、バイクを運転している人の半分は免許を持たないんだそうで、交通法規があるということすら知らないのであります。


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