寓居人の独言

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このとしも ヒグラシが鳴き 夏さかん(体内時計;20130718)

2013年07月18日 20時16分40秒 | 日記・エッセイ・コラム

 今日夕方18時半過ぎに、今年初めてヒグラシが鳴き始めました。昨年よりは少し早いようです。自然の生き物は長いスパンの体内時計を持っているようです。体内時計の報時は気温が最も重要であると何かの本に書いてありました。それともう一つ重要な要素は、太陽の位置関係ということです。この二つは相互に関係しているのでしょう。自然の生き物は、今風に言えば、DNAの指示にしたがって体内組織を変化させ自然の変化に合わせて成長しまする。そしてある時期になると成体になり私たちの前に姿を現す。

 私たち人間も同じように体内時計を持っていることが分かっています。私がアメリカへ留学したとき、お世話になったA教授のC先生だったという方に紹介された。この方は当時の私よりもかなり年長でもう引退の時期になっていると言うことであった。この方は人間を中心とした生物の体内時計の研究を永年続けてこられたそうであった。冬眠型の動物や卵の状態で冬を過ごす小動物の体内時計は興味深い問題を持っているが、人間のような大型動物の体内時計はどんな面で生体に影響するのでしょうか。

 近年特に治療のために薬を一日のどの時点で投薬するかを個人ごとの体内時計に合わせて投薬すると薬の効果が顕著に表れるという研究をされていたそうで、今手元にないが数点の論文をいただいた。それらによると病院での臨床実験では非常に良好な結果を得られたと言うことである。

 自然の摂理というと大げさであるが、自然界は複雑な現象を現すがもしかすると非常に単純な規則に従って動いているのかも知れない。それが生物のすべてをコントロールするDNAということになるのかも知れない。

ヒグラシの 鳴き始めたり 夏告げる

 


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