数日前ある会合があって帝国ホテルへ行く機会があった。少し時間の余裕があったのでB1のショッピング街を冷やかして歩いた。30ほどもある店は正午過ぎとは言えどこも閑散としていた。宝飾店では50%off等と掲示してるところもあった。その時間だけを見るとこれで商いが継続できるのだろうかと余所ごとながら心配になった。中に刀を売っている店があった。
私は兄がこどもの頃刀研ぎ師のところで修行した話を聞いており刀について特別な興味を持っていたので店に入ってみた。失礼ではあるけれども店主が暇そうにしていたので少し質問をしてみた。刀の切っ先は弧状になっているのが普通であると思っていたが、TV時代劇の中に切っ先(ふくら)が弧状になっていない刀がでてきた。店主の話によると時代劇の中の刀に関する部分は偽りが多々あるという。切っ先の直線上のものは皆無であるという。これがキッカケで刀に関するいろんな話を聞くことが出来た。いろいろな職業の方の話を聞くとその分野の専門知識の深さに感動してしまう。といってもそれは職業上必要な知識なのかも知れないが。
図の中に出てくる感じは見慣れないものが多いが、現在でも一般的な用語として使用されている言葉が多くある。それを調べてみると面白いかも知れない。