寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

子供に易しく自然現象を解説しよう

2015年04月24日 20時58分13秒 | 日記・エッセイ・コラム

 家に遊びに来ていた孫にTV放送番組を録画しておいた

「真球を作る」という日本の技術者とドイツの技術者の対決

という内容の番組を見せた。真球であるかどうかを調べる

方法が面白かったので見せることにしたのです。

 どうして真球であることが分かるのかという問題であった。

両国の技術者が技術の粋をかけて作った真球を、これまた

技術の粋をかけて作った幅10cmほど、長さ20メートルの

平板上を転がして脇へ落ちないで反対側まで行き着くかと

いうことを競うのだった。

 球にごくわずかな歪みがあると進路が曲がってしまい落

ちてしまうのだった。

 日本の技術者は、後半の工程を指と手のひらの感覚で

すり落としていくのだった。もちろん研磨材も使っていました。

 これに対してドイツの技術者はコンピューターを利用した

研磨法を採用していた。

 最終的な結果は別にして、真球を調べる方法が面白かっ

た。ごく僅かな歪みでも大きな誤差に発展することがある事を

説明しました。 ついでの私が関係していた研究分野の話も

しました。 例えば宇宙空間を飛行する隼のようなロケットは

ごく僅かな歪みであっても途方もない長距離を飛ぶ間に目的

から大きく離れた方向にそれてしまうかもしれないのだ。ロケ

ットは微調整をして目的地に到着するようにする。これもまた

コンピューターを駆使して噴射調整をするという超技術によって

可能になる。などと中学生の孫に教えたが興味を持ってくれた

だろうか。

 私が高校生の頃、村の自転車屋で頂いた廃品の部品を組み

立てた自転車で通学していたとき、時々車輪が回らなくなって

困ったことがあった。その主な原因は、車輪の中心部に使われ

ているボールベアリングが欠けてしまい動かなくなるのだった。

欠けたボールベアリングを取り除いて自転車に乗っていたが、

その数が少なくなるとどうしようもなくなってしまうのだった。

 自転車の回転する部分には全てボールベアリングが入れて

あるのをそのとき知ることが出来た。そしてまたボールベアリン

グとグリースの効果についても勉強できた。

 

 

 

 

 

 


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