寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

2夜続けてお月見としゃれ込みました(20130918)

2013年09月18日 23時38分03秒 | 日記・エッセイ・コラム

 昨夜に続いて今夜も月が煌々と下界を照らしている。今夜は13夜(月齢12.6)、月が昇り始めた17時過ぎに見たときは右下の方が何となくぼやけていたのと時刻を考えると満月では無いと思って家に帰って調べるとやはり前記の通りであった。あまりの明るさに1等星?しか見ることが出来なかったが今朝の3時頃には沢山の星が輝いていた。こんなに星が見えたのは久しぶりだったので感動した(年甲斐も無く?)。ベランダからの望天なので南側半分しか見えなかったが、いろいろな星座を見ることが出来た。たまにはこんな星空を見るのも楽しいものですね。

 若い頃、調査で行った鹿児島県の離島(与論島、沖永良部島等)や小笠原諸島の母島や父島の海岸で学生達と砂浜に寝転んで星を見ながらいろんなことを議論したことを思い出してしまった。沢山の流れ星を見たり遠い銀河のことを考えると人間の小ささが身にしみて感じられた。

 当時は研究に追われるように仕事、実験に多忙を極めていた。だから1年のうち延べ5週間ほどの調査旅行は自分を見直すいい機会であった。妻にはその間苦労をかけたので申し訳ないと思いながら、そんな時を利用して好きな星を眺めていると新しい力そしてアイデアが湧いてきたこともしばしばあった。私の研究分野と異なる研究をしている人たちから、公費で旅行が出来ていいですねなどと皮肉をいわれたこともしばしばあった。そんな時あのすばらしい星空を見せてあげたいと思ったものだ。そして調査の厳しさも味合わせてあげたいと思った。真夏の日中45℃の炎天下で鑿(のみ)とハンマーで石灰岩を削り取っていく作業は、塩をなめ水を飲み汗を滝のように流しながらの作業だったからだ。若い学生達は、苦情の一つもいわずによく付いてきてくれたと感謝している。そういう苦労の後で見る満天の星だから心の中に強烈な印象として残っているのであった。

 しかしそんな理由を付けなくてもいいじゃ無いですか、たまには星空を見ましょうよ。

 


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