寓居人の独言

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台風26号接近中20131015-16:57

2013年10月15日 17時59分35秒 | 子供のための科学のお話

 秋も少しずつ深まってきて、台風の季節も終わりかと思っていたら26号が東海関東南部に接近中と発表されました。当地では現在北東の風が時々強く吹いています。雨もその風に乗って北側の雨戸をたたいています。お子様のために台風の進路と自分のいる位置における風向きの変化について説明しましょう。

 台風は、次のように考えると理解しやすいでしょう。透明なビンに水を入れて口と底を持ってぐるぐる回すように振りまわします。 ビンの中の水はぐるぐる回ります。そのままの状態でビンを逆さまにすると、水は勢いよく口から吹き出します。そして真ん中に穴が開いて空気が中へ吸いこまれていきます(出来たら風呂場など広いところで実際にやってみて下さい)。これが台風のイメージです。空気は見えないので水でやるとわかりやすいですね。空気がビンの中に吸い込まれるとその圧力で水はさらに勢いよく外へ出ます。空気の通る穴は水がないつまり雲がないのです。台風の場合はこれを眼が出来たと言います。TVや新聞などの写真を見ると台風の真ん中に丸い黒い部分があります。それが台風の眼です。眼の所は風が弱く晴れていることがあります。そしてその穴に向かって周囲の空気が渦を巻いて吸い込まれていきます。それが台風の風です。

 次に台風はそれ自身は動くことが出来ないが、周辺の気圧の状況とジェット気流の通路によって進行方向が変化すると言われています。2013101512
 気象庁の本日12時に発表された天気図(右図)を見てみましょう。台風の進路の両側に高気圧がありますね。その間の北に低気圧があります。台風はこの間を進むのです.左(大陸側)の高気圧が時速20km/hで南東に進み、右側(太平洋側)の高気圧は時速30km/hで東に向かって進んでいます。

 さらに低気圧も時速35km/hで東に進んでいます。台風は太平洋(右)の高気圧と北にある低気圧に引っ張られて北東方向に進む予想になっています。以上の話は専門家から見ると異議があるかも知れませんが、大方は当たっていると思います。

 今私の心配事は、台風が私の家の右側を通るか左側を通るかと言うことです。台風の風は向きがしょっちゅう変わりますが、通常は台風の中心に向かって吹きます。私の家は北川が少し高くなっており、西側は樹林があり風を緩和してくれます。南東側は低くなっており風がまともに当たります。それで台風の進路が気がかりになるのです。数年前に屋根が飛ぶという被害を受けました。

 明日の午後には台風一過と言う日本晴れが期待されます。被害が出ないように、あるいは軽くてすむようにと思ってベランダや庭にあるいろいろなものを午前中に整理してひもで縛ったおきました。役に立つとよいのですが。


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