寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

爺ばか日記「孫の遊びと勉強」

2012年03月29日 23時22分22秒 | 日記・エッセイ・コラム

 久しぶりに2泊3日の予定で孫たちが遊びに来た。男児3人は居住地でキッズサッカークラブに所属して懸命にがんばっている。末っ子の女児は2歳を超えたばかりであるが、これがなかなか好奇心が強い。今遊んでいる道具は、ウルトラマンの人形3体である。それとミニカー数台である。3体のウルトラマン人形は赤、青、白(銀色)である。特にお気に入りは赤色のものである。一月ほど前から”じいじ”と呼んでくれるようになった。私には白色のものを待たせて、「シャーっていって」とせがむ。初め意味が分からなかったが、それは、ウルトラマンが飛び立つときに発する音だと分かった。そして手に持った人形をぐるぐる回したり、空中を飛ぶ様を見せる。じいさんとしては、もっとかわいい人形で遊んでもらいたいと思うが、これも時代の流れの変化なのかと思う。上の兄たちの影響かもしれないとも思う。

 夜になって父親から写メールが届いた。それを見た女児は何ともいえない喜びようを見せた。母親や兄たちといるときは普通にしていると思っても父親の存在は比類の無いものである。

 男児は、4月から6年生、4年生、1年生になる。今は3人ともサッカーとゲームに夢中である。6年生の子はパソコンのつりゲームが好きで、遊びの制限時間の半分を同じゲームに費やしている。それから、冒険ゲームが好きである。次々に変化する場面をクリアしていく様は見事というしか表現を知らない。

 下の2人の男児は、ゲーム機の方がパソコンより好きのようである。何かを話しかけても全く耳に声届かない。まあ、それはいいのだが、だんだん腕が縮み目が近くなっていく。これは困ったことになったので、しばしば注意することにした。しかし、繰り返し注意すると煙たがられるので、背筋を伸ばすようにした。細のためには背中に物差しを刺してあげることにした。これは筆者が子供の頃に本を読んでいると背が丸くなるのを母親が直してくれたのを思い出して孫に伝えたのである。

 3人とも本を読むのが好きのようで少し安心している。特に上の2人は自然に関わる本を好きのようで、隔世遺伝したのかななんてうぬぼれている爺さんである。

 

 女児は、非常に楽しみな子である。2歳を過ぎたばかりなのによく気がつくので面白い。散歩に連れていこうと靴べらを使って靴を履いていると、自分も靴べらを使って靴を履くと言い出す。靴べらを使うことは出来ないが、まねごとをすると、「どうじょ」いって私の方へ差し出す。言葉はまだ発達中なのではっきりしないこともあるが、一所懸命につたえようとするのが可愛い。少し前までは、母親が出かけると泣いて、あやすのが大変だったが、最近は泣かなくなった。しかし母親がいないことをちゃんと知っていて、時々家の中を見て回ったりする。母親が帰ってくると、にこにこ顔になって何かをしきりに伝えたくてしゃべり続ける。

 この子は何かで遊んでいると、さかんに私の手を引っ張って一緒に遊ぼうとする。その仕草がとっても可愛い。この子の爺さんでよかったと至福の時を過ごすことになる。

 まさに爺ばかであると自分で自分をおもしろがっている。


最新の画像もっと見る