寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

論点不明の衆議院解散でも万歳三唱?

2014年11月21日 17時54分24秒 | どっこい生きているぜ
平成26年11月21日午後、国会で衆議院が解散された。
解散宣告が行われると国会議員は恒例ののように万歳三唱した。
その万歳三唱にはどんな意味があるのだろうか。
議員の方々は自分たちが失職するのにそれがうれしいのだろうか。
あるいは何かを成し遂げてよい結果を得ることが出来たことを
喜んでいるのだろうか。
野党の人たちは政府を解散に追い込むことが出来たので
万歳三唱なのだろうか。何とも不思議な現象である。
前回総選挙で公約したこと農地何を実現できたのだろうか。
我々国民の生活は依然として物価上昇に苦しい日々を余儀なくされている。
公式の発表では物価は横ばいかごくわずかに上昇したと言うが、
食品を買いに行ってみると20~30%は上昇していることがわかる。
例えば価格は店によって異なる場合もあるが、
あんパン1個は消費税5%時には税別120円プラス6円の消費税であった。
現在は126円プラス税金で136円になっている。
形も小ぶりになっているので総合的には140円以上になっているように感じる。
袋入りの菓子類は価格を据え置いているものもあるが
内容量は20%ほどは減少している。
その証拠は袋の中で菓子類がかなりの余裕を持って遊んでいることでも分かる。
つまり袋を新しくするのには時間が掛かるためにこれまで使用していた
袋を使用しているために遊びの空間が大きくなっているのである。
しかし数ヶ月もすると袋のサイズを変更して余り遊びが無い物になってくる。
国会議員定数削減を議論すると言っていたのはどうなっているのだろうか。
5減に止まっているが国民感情としては150人くらい
減数してもよいのでは無いかと思う。
比例代表制などというものを無くすのがよいのでは無いだろうか。
抜本的な議員定数削減はまたまた先送りになってしまう
その結果、国民の経済負担は膨大なものになることは明らかである。
いずれにしても国民の多くは突然の衆議院解散を
戸惑っているのは間違いないだろう。
解散して国民に評価して欲しいと言うが評価するだけの論点を
国民に示していないのでは無いだろうか。
消費税を8%から10%に上げることを1 年6ヶ月先送りにしたことを
評価して欲しいのだろうか。
さらにアベノミクスと言って経済を立て直そうとしているが
内容を明確にこうこうと説明されていないし
その道標が確立しないうちにその評価を問うというのはどういうことだろうか。
安倍首相はやはりアベノミクスについて余り自信が無かったと言うことだろうか。
もう一つ女性活用を歌いあげて女性大臣を任命して成果を上げた
と言うことであったが、その際に書いた自分(私)のブログを
読み返してみると女性大臣を輩出したことが女性活用したとは評価しない。
その女性がどんな仕事をしたかによって女性活用の効果を
評価されるべきであると書いていた。
女性大臣の数人は仕事らしい仕事をしないうちにその席を明け渡してしまった。
若しかしたらその責任を国民に問うているのだろうか。
かって小泉総理大臣は郵政民営化を国民に問うと言って
衆議院を解散したことがあった。
そして大勝利を勝ち取り郵政事業を民営化した。
その結果、少なくとも郵便局での職員の対応は段違いによくなった。
時期は異なるが国鉄も民営化したことによって
JRとなり職員の対応が非常によくなった。
 いずれにしても、今回の衆議院選挙で安倍総理大臣は何を期待しているのだろうか。