ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

正社員

2013-05-30 11:00:57 | 日記

正社員崩して解雇しやすく 規制会議、経済成長へ提言案」というのがでされたそうな。

あまりのことにびっくり。

なんという、後ろ向きな意見か。

解雇しやすいなんてどうしてこうした発想になるのか。

頭の良い、見識豊かな人たちの提言とはとうてい信じがたい。

 

今、日本の雇用形態は多岐にわたる。

正社員、契約社員、パート、アルバイト、臨時社員、派遣社員、期間社員、等々。

夫々に、良い点、悪い点が雇用側にも、労働者側にもあるのが、現状。

何時でも、解雇できる、賃金が安くて済むとされて、大きく躍進したパートも、パート労働法により

労働者側に少し、良くなった。

雇用者側には、少し困ることになり、派遣労働者が増えた。

期間を設けて、パートよりも柔軟な対応ですむから、新しい形態として伸びてきた。

派遣についても、3年を超えたら正社員にするか、契約更新ができないという縛りにより、

もっと働いていたい、労働者への痛手になった。

 

正社員と一口に言っても、中身の労働条件はあいかわらず多岐にわたる。

正社員の数の減少は、雇用者にとっての、正社員のハードルの高さがあって、非正規雇用へと走らせる

要因となっているはず。

正社員になりたくても、枠がない。

正社員の雇用は、年々減って、非正規雇用が増えていっている現状は、働く者にとっての選択肢を

狭め、多様な働きの中で選べる門戸の減少がここ何年も続いている。

正社員という雇用が増えないのは、使用者にとって、問題が多いということ。

非正規労働者よりは、保護されているものを、非正規並みの保護にするのなら、これは、労働者への保護の

観点からすれば、逆行となる。

正社員という名前が増えるというのは、今までの保護があってのことであるならば、推進してもらいたい。

しかしながら、山の取り崩し、ビルを壊して、平均的な一戸建てを作るというのでは、後退としか言いようがない。

現在、フルパート雇用者の一人としても、意義を唱えたい。