SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

大腸がん 闘病記 その1(大腸癌に気が付いたわけ)

2016-03-08 | スナップ

昨日、3月7日に国立病院機構 東京医療センターを無事に退院した。
入院と手術は2週間で、手術後は順調に回復が見られ、最短に近い入院期間だった。
まあ、退院してもすぐに会社に行けるわけではないが。

昨晩は久しぶりに自宅の自分のベッドでゆっくり眠れた。
とにかく病院の外科病棟の相部屋は辛いものがある。
今回は4回移動があったが、手術後の個室を除けば、4人部屋だった。
5年前に脳梗塞で2週間入院した時よりは、かなりマナーも良くはなったようだが、
それでも年配の方々の音に関する意識の低さにはかなり悩まされた。
要するに体は不自由だし、トイレもままならないし、耳は遠いしで、
スマホはかけるは、スマホの動作音は消されてないは、ナースコールは頻繁に押すはで、
それに疲れてしまった。
夜も寝れない人が多く、そこら中で騒音が。
手術やその後の痛みや不自由さよりも、入院疲れのほうが多かったかもしれない。
若い男性や、女性はマナーが良いのだが、おじいちゃんはいろいろ大変である。






さて、今回から入院時の写真を載せながら、病気に関して書いておこうと思う。
自分への備忘録のようなものだが、今、どんどん増えている「悪性新生物」すなわち「癌」の経験談だから、
参考になるかもしれない。







最初に異変に気が付いたのは、昨年の11月下旬。
1週間ほど下痢が止まらないのだ。
なんだかおかしいなあと思いながら、検査に踏み切れない。
そうこうしていたら2週間たった。
まだ下痢のままだし、回数も多い。
もしかしたら過敏性大腸症候群なのかもしれないと考えた。
勝手に考えたのだ。
職場の女性にそんな話をしたら、そんなストレスも何も無さそうなのに
過敏性大腸症候群なのかなあ。
という話にもなったが、ある女性が大腸内視鏡をやったが、ぜんぜん平気だったという話をしてくれた。
それなら、大腸内視鏡をやらねば男が廃るなあ。とも思い、近所の大腸に強い内科に行った。
12月の中旬だった。
過敏性大腸症候群の可能性もあるけれども、いずれにせよ気になるのだから、内視鏡をやりましょう。
とのことになり、12月21日に内視鏡検査を行うことにした。
すぐにできるもんでは無いのである。
下剤を飲んで腸をすっからかんにするという行事があるのだ。
12月20日は指定された消化の良いレトルトを丸一日食べた。
この日は鎌倉に親戚みんなが集まってクリスマス会だったのでご馳走の日だったのだが、
一人でレトルトを食べた。
家に帰って寝る前に下剤を飲む。これはすぐにトイレに行きたくなるものではない。
翌朝から下剤を1.5リットルを飲んだ。
トイレに行きまくりだ。
そしてすっからかんになって、午後に大腸内視鏡の検査。
もうドキドキもんである。
手術室のようなベッドに横たわる。
点滴やら脈拍やらが接続される。
そして、点滴をひとひねりすると、5秒後には記憶をなくしていた。
内視鏡の検査は寝ている間に行われた。
終わってから声をかけられた。
麻酔の点滴が止められたのだろう。
それから1時間ほど、ゆっくりベッドで休んでいた。
1時間して起こされて、階下に降りて問診。
先生と一緒に画像を見た。
大き目のポリプが二つあった。
一個はどうみても良性、もう一個は柄があったが、五分五分な感じ。
癌が広がってることは無いのだが、病理に回すので1週間ほど時間がかかるとのことで
一旦は終わる。

なんとなく大丈夫な感じもして、下痢も1日は止まった。
年末は長男はサッカー合宿へ、女房と次男は北志賀へスキーに行った。
私は一人で内科へ結果を聞きに行く。

内科での雰囲気がなんだかおかしい。
問診の前に看護士が熱を測ったりする。
うーん、いやな予感だ。
問診で、大腸がんが見つかったと言われる。
一個は良性だったが、もう一個は悪性。
ポリプが癌化しているが、根が入り込んでいて、どこまで癌が到達してるかは
不明だという。
さっそく、その場で大病院を紹介してくれると言う。
大腸がんの有名な病院では、駒沢東京医療センター、虎の門病院、NTT東日本関東病院が良いという。
そこなら紹介できると。(ちなみに先生は千葉大学医学部出身)
最も近く、長男が生まれた駒沢東京医療センターにした。
その場で予約まで取ってくれた。
紹介状も書いてくれた。
次のステップは完了した。

内科医院から出て最初に会ったのは、パッパラー河合夫妻だった。
癌の宣告を受けた話をすぐにすることになったのだった。
国立東京医療センターの問診は翌年の1月5日だったので、とりあえず、北志賀に
一人で車で向かった。

(つづく)










入院初日は通常食。
でも、もうなんだか入院の雰囲気に飲まれる。










入院は2月23日の火曜日の10時。
ロビーには通院時から見かけたお雛様。



















今回は準備期間があったので、本などを大量に持ち込んだ。










病棟からの景色は素晴らしい。










元気なうちに病院内を探索。
レストランや食堂は3か所ほどある。









コンビニは24時間営業。
入院用の品ぞろえ。
日頃は見ないものがいっぱい。

今回入院で必要だったものが、腹帯、T字帯もしくは成人用オムツ。









翌日は絶食。
栄養は点滴だけ。

絶食はこの日から6日間続く。
長い道のりだ。










下剤。
ポカリを濃くした感じで美味しいものだ。










点滴をしながら何回もトイレに行くのは辛いものだ。




(写真もつづく)











SONY α7Ⅱ、LEITZ WETZLAR SUMMICRON 35mm/F2.0 1969, 6 Element
LEITZ WETZLAR DR SUMMICRON 50mm/F2.0 1968
FE 3.5-5.6/28-70mm



人気ブログランキングへ





コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« しばらくブログはお休みです。 | トップ | 大腸がん 闘病記 その2 ... »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
退院おめでとうございます (Utam)
2016-03-09 07:59:40
入院って、おっしゃるとおり個室なら良いのですが、二人でも大変な場合があり、あまりしたくありません。40台に2週間x2回というのがあって、その間で5Kはやせました(病院食ですから)出たら戻りました。笑
 でも早くみつかってよかったです。子供さんが大きくなってからならまだ安心ですが、まだ大変ですから。
 しかしDigitalカメラがあることは便利になったということです。これをみてそう思います。 私はやっと買いますけど。これから勉強、大変です。 
では術後のチェックを続けて下さい。
返信する
これこらですね。 (黒森乗男)
2016-03-09 21:53:43
先ずは退院おめでとうございます。
戦いはこれからですね。
1日も早く寛解なさることをお祈りしています。
返信する
Utamさんへ (Utamさんへ(funamyu))
2016-03-22 21:14:03
デジタルカメラは買いましたか?
どんなカメラを買ったのか気になります。
返信する
Unknown ()
2019-03-11 15:51:27
一年に一回のペースで下血、大腸内視鏡をするも、悪いところ見当たらず、辛いです。病院を変えた方がいいですかね?四回繰り返している状態です。
因みに、脳梗塞、右片麻痺です。
返信する
鳥さんへ (funamyu)
2019-03-15 20:19:55
他の病院も念のために行かれた方が良いと思います。大学病院などを紹介してもらった方が良いと。
まったく関係のない場所からの異変も大学病院や国立病院でわかる場合もあるようですから。お大事にしてください。
返信する

コメントを投稿

スナップ」カテゴリの最新記事