写真を語ろう from niigata

写真展や撮影会など、写真やカメラについて

3人の写真家の「まなざし」

2009-02-24 20:33:03 | Weblog
 新潟市の海岸沿いは、小高い丘になっている。住宅や学校、水族館、神社が建っているが、もともとは砂丘だったらしい。そこに砂丘館がある。砂丘館とは、旧日本銀行新潟支店長役宅で昭和8年に建てられたもので、外見は数寄屋造りの純和風。中には、ゆったりとした洋間もあり、作りもなかなか凝っている。無料で見学できる。

 今、砂丘館で「ふれている遠さ 3人の写真家のまなざし 牛腸茂雄・関口正夫・三浦和人 展」をやっている。3人は桑沢デザイン研究所写真研究科でともに学んだとのこと。和室に牛腸氏の写真、蔵に関口、三浦両氏の写真が展示されていた。3人のモノクロ写真は、撮影された時代が違っても、なんとなく共通した感じ(空気感)みたいなものを感じて、自分には懐かしさを憶える。新潟県出身の牛腸氏以外は、今も活躍中。牛腸氏が早死にしたのは、なんともおしい。
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太郎と庄太郎

2009-02-20 21:32:11 | Weblog
 東京メトロ、表参道駅の周辺はプラダなどの高級ブランドのブティックが並び、自分には縁遠い感じである。華やかな通りを、少し外れた路地に、岡本太郎記念館と秋山庄太郎芸術館がある。たまたま近くまで行く機会があったので、両方、行ってみることにした。

 岡本太郎記念館は、生前本人が使用したアトリエを記念館として開放しているものだ。岡本太郎は最近、新潟市美術館で写真を見たばかり。写真より、絵とか造形のほうが、やっぱりいいと思う。70年代の雰囲気が感じられる、奇妙な形の椅子や太陽の塔は、見ていて楽しい。岡本太郎記念館の入場料は600円。庭も含め、30分もあれば、十分見れる。修学旅行らしき中学生のグループが来ていて、感心した。

 秋山庄太郎芸術館は、入場料700円。ニュースレターと写真はがきが貰える。スタッフの方は、とても感じが良く、フレンドリー。こちらもじっくり見ても1時間はかからない。今は、「造形美のまなざし」展ということで、おもに人形の写真が展示されていた。巨匠が撮ると人形も美しい。

 また、LOMOギャラリーというお店を見つけたが、こちらは、開店前で入れず、次回の機会を待つこととする。
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ニィハオ

2009-02-19 22:19:53 | Weblog
 中国語でカメラは、「照相機(チャオ シェン ジー)」で、写真は、「照票(チャオ ピェン)」だそうだ。
 新潟県は、中国 黒竜江省と友好交流を初めて25周年たった。そんな関係で縁合って、黒竜江省のハルピン市を旅してきた。自分にとっては、初めての中国である。毎年この時期、ハルビンでは、氷祭り、雪祭りが行われており、ユニバーシアードも開催されるとのことで、町全体が活気にあふれていた。マイナス10度以下の気温はなかなか強烈ではあったが、氷祭りのスケールには、感動。写真を撮りまくる。ただ、低温ではバッテリーの持ちが心配で、カメラにホカロンを貼り付け、常にコートの中に入れて持ち歩いた。

 残念ながら、カメラ屋は見つけられず、大型家電量販店に入る。ニコン、キャノン、ソニー、三星のデジカメを売っていた。ニコンは、日本と同じでD80やD60のレンズ付きキットが目に付いた。キャノンは、EOS1000(EOS キッスD?)とかEOS450とか、日本と商品名が違う。なぜ、わざわざ商品名を変えるのだろう・・・
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What I feel now is...

2009-02-10 22:24:12 | Weblog
久しぶりにティー&ギャラリー パレットに行き、おいしい紅茶をいただく。おすすめの柚のジャム入りの紅茶を頼む。紅茶ゼリーがついて、550円。ポットにたっぷり入ってくるので、三杯は飲める。

 ギャラリーでは、北越高校写真部学外展が開催中。
 北越高校写真部からは、毎年、学外展の、案内のはがきが送られてくる。なかなかできるものではない。パレットのご主人が言うには、校舎の改築で部室が使えず、他の学校の暗室を借りての作品づくりとのこと。文化系の部活動もなかなか大変だ。ちなみに昨年、たった一人だけいた男子の名前がない。やめてしまったのだろうか・・・
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アーカイブ

2009-02-08 19:48:32 | Weblog
 過去を振り返らず、前を向き、今を精一杯生きる。こういう生き方が理想的で、充実した日々を過ごせるのかもしれない。
 自分は、現実から逃避するため、過去を美化し、ノスタルジーに浸って停滞していることが多い気がする。仲間と飲んでは、昔話ばかりで盛り上がる。

 新潟大学主催「地域映像アーカイブ」プロジェクトの展覧・上映イベント(於 新潟県民会館)に参加してきた。地域映像アーカイブとは、個人が保管している古い写真やフィルム(映画)などを、地域文化の貴重な資料とし、収集、保存、活用していこうというプロジェクトらしい(かってな解釈、間違っていたらごめんなさい)
 新潟大学や東京都写真美術館の先生方の話もたいへん興味深かったが、なんといっても平賀洗一氏のご子息(かなりの年配)が語る平賀氏の話は、ほんとビックリである。1902年六日町生まれで、医者となって、写真、映画、昆虫採集、考古学、社会主義運動と多くのことをしたようだ。カメラは蛇腹のブローニュー判(ツァイス・イコン?)。前の戦争中に六日町の渓谷(五十沢渓谷?)で女性3人のヌードを映像に撮影している。ただただこの事実のみで感心してしまう。お医者さんが、戦時中に山奥で3人の女性のヌード映画を撮る・・・すごい。
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