『いつも、いつでも元気炸裂!』

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メドーセージの思い出

2020-07-31 10:27:10 | 喜怒哀楽をポジティブに
梅雨明けが待たれる中、季節は少しずつ確実に進んでいるのか
周りの木々や花にも変化が見え始めている。

この周辺のあちこちの民家の庭にも白やピンク、紫などのムクゲが
自分たちの出番が来たぞ・・・と動き出しているように見える。

メドーセージも濃い青紫とでも言うのだろうかあの独特の色の花が
ぐんぐん伸びているようだ。
このメドーセージにも懐かしい思い出がある。

定年後に始めた運送業の最終コーナーとも言える2015年~2018年は
埼玉から群馬への定期コース220kmを毎日走るというもので、帰りは
さすがに直帰だったが、委託契約先、または取引先(納入先)からの
依頼で時々は出発地である委託契約先に戻ることがあった。

運転が好きでどんなに走っても疲れないと自負する元気者の私といえども
連日の220キロコースプラス出発地まで戻り、その後に帰宅・・・というのは
時としてやはり疲れることもあった。

そんな時、委託先の玄関の側で私を迎えてくれたのがこの
メドーセージだった。
空にはまだ明るさの残る夏の夜、あの独特の深く神秘的な色の花が
私の疲れを癒やし、落ち着かせてくれたのだ。

委託契約先(出発地)に戻ると通常は広くあいている搬入、搬出口は
シャッターが降りているので、玄関から入ることになるのだが入り口の側で
ツーンと伸びた茎の上の方に咲く濃い青紫の花が何とも言えず綺麗に見えた。

玄関のライトの下で佇む私の姿に気づいた残業中の事務員さん(女性)が
明るい事務室から出てきてshimaさん、どうしたのですか?・・・と
声をかけてきた。

『事務所に入る前にこの花に見とれ、匂いを嗅いでいたのだ』と言うと
その事務員さんは『高齢者がなんてことを言うのだ・・・』などという様子も見せず、むしろ笑顔で『その葉っぱをちぎって揉むようにして嗅いでみてください・・』と
言ったのだ。
私は言われるまま小さな葉っぱを取りそのとおりやってみた。

その時は勿論その花の名前も知らなかったので帰宅後、風呂、食事よりも
先にに調べるとその名は『メドーセージ』だったのだ。
しそ科の植物でサルビアの仲間だとわかった。
セージという名前からもハーブのいい香りがすることにも「なるほど・・」と。

ハーブのようないい香りが鼻腔に広がり疲れもいっぺんに吹き飛んだと
感じたのは昨日のことのように良く覚えている。
それ以来、毎日慌ただしく出かける前にそっと葉っぱを一枚ちぎり車に
持ち込むのをルーティーンとし、楽しみの一つともなっていた。
夏が来ると思い出すがよその家の葉っぱを無断でちぎるわけには
いかないので今度近隣の家に声をかけてみよう。
花の咲く期間は結構長いようだし、育て方はそれほど難しくはなさそうだ。

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2 コメント

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繁殖力が強くて・・・ (highdy)
2020-07-31 10:55:07
 我が家にもありましたが、何せシソ科なので繁殖力が強く、放置しておくとあっという間に勢力範囲を広げて、他の貴重な草花が生育できなくなってしまいます。
よって、家を建て替えるときにすべて撤去しました。それでも道路を挟んだお隣に、側溝とアスファルトの隙間に毎年大量に咲き誇っているので、時折染色用や飾り(1~2日ですが)にいただいています。
『・・・は見かけによらず・・』 (fumiel-shima)
2020-07-31 11:21:12
お忙しい中、先ほどのご回答に続き、コメントありがとうございます。
私もあらためて検索してみて驚きました。
近隣の民家のメドーセージはそれほど多くは無いようですが、ネットでは「恐怖」「植えてはならない」「大爆発」「庭が乗っ取られる」などという言葉と共に「最初は大人しい物だったが気が付いた時既に遅し」「最初は根だがいつしか地下茎で芋づるの様に根が太くなりながらどこまでも伸びていく」などという言葉もありました。
これぞ『見かけによらない』ものの一つかもしれませんね。うっかり譲り受けようものなら我が家の庭はあっという間に占拠されてしまいそうです。

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