『いつも、いつでも元気炸裂!』

どんな環境やどんな状況でも、どんな人とでも明るく元気な笑顔で交流するよう心がければ自他ともに更に元気な心が増幅します。

今年もまた干し柿に逢えた喜びを・・・

2023-12-12 09:33:59 | 喜怒哀楽をポジティブに
最近外出の度に近くに、また遠くにも既に葉が落ちて枝だけになった
柿の木にオレンジ色の実がたわわになっているのを見かける。

それを見る度に、どうして採らないのだろう?・・高齢者だけとなって
採る人もいないのだろうか?・・それとも最近の若い人たちは柿を
好まないという話をよく聞くがそうなのだろうか・・などと思い、
柿をこよなく愛する(?)私としてはもったいない・・と同時に
この放置状態に残念な気持ちになるのだ。

甘柿は採って食べても渋柿は加工の手間などを考え、ついそのままに
してしまうのだろうか。
昨日出かけた際、私の住まいから20メートルほど先の住宅街の
交差点角の家で7~8人の人が集まって実を採りいくつもの
籠に入れていた。

かなり大きい木なので実もたくさん生り、以前からそこを通るたびに
柿が大好き私は『いつ頃収穫するのだろう?』
『食べないでこのままの状態で放置するのだろうか?』などと
余計なお節介のようななことを考えながら見てきたが、
大勢の人が柿の周りで動く様子を見て何故か「ほっ」とした。

私は過去の投稿で、全世界のまだ見たこともないものも含め
果実の中で一番好きなものは「柿」であり、柿が果物の王様であると
思ってきたが、日々熟していく柿の様子を見るとそれは間違いではなく
今後、どんな果物を見ても『やっぱり柿が一番!』という気持ちが
ずっと続き、一生変わることがないだろう・・とまで言えるほど柿に
心を奪われるのである。(決して大袈裟などではないのだ)

スーパーに柿が並び始めると千恵子選手は『お父さんの大好物だから・・』
と多少高くても手が伸びるようだ。
おかげで今年も柿を食べることが出来た。
勿論たくさんは買わず1個2個なのだがその都度柿に出会える嬉しさを感じる。
それを知っている千恵子選手の友人が親戚の家で生ったものだから・・と
今年も2度持ってきてくれた。

ブログ友の記事にも既に柿の話題や干し柿が登場している。
私の楽しい仲間「爺さんカルテット」の一人、Sさんの奥さんは今年も
また何度目かの干し柿づくりに精を出しているようだ。
寒さを利用して美味しいものを造るためのいくつかの秘訣もあるようで
いただくときにはそのうんちくを聞くのもお互いの楽しみなのである。
柿を手に入れるための珍道中などの話も・・・

外側が少し硬くなっても中はとろとろのものは冷蔵保存で短期間で
いただく・・・まさにスイーツである。
完全に干し柿になったものは冷凍保存で来年までの楽しみとなっている。
この古くから伝わる「和風ドライフルーツ」を好きな人は多いと思うが
もっともっと普及してもいいのではないだろうか。

柿は採れても各地の気候や温度などの条件もあり、各家庭で簡単に
作れるものではないと思うが、高級なお土産品として売られるような
高額なものではなくてもスーパーなどで簡単に買えるものが拡がれば・・
と思うのである。

余談の余談になるが、息子の妻ソニアの母国メキシコには
柿がないという。
そのソニアも無類の柿好きで柿を見ると持って生まれた血が騒ぎ、
そのオーバーアクションたるや皆さんに見せてあげたいほどである。
私と同じように柿に出会えた嬉しさをマリアッチの有名曲を歌いながら
踊りだすのではないかと思うほどの喜びようで・・・

干し柿と言えば・・・
私が子供の頃に育った富山では正月飾りの鏡餅には昆布(こんぶ)
御幣(ごへい)橙(だいだい)裏白(うらじろ)などと一緒に串に刺した
干し柿が鏡餅の上に乗っていたことを思いだした。
鏡餅に飾る干し柿・・・(富山では串柿と呼んでいた。)
上京してからは干し柿が飾られている鏡餅を見たことがないような気がする。
埼玉に住んでから56年になるが埼玉でも同じで、鏡餅の上の昆布や
串に刺した干し柿を一緒に飾ったものを見たことがない。

この干し柿を一緒に飾るのは西日本の各地に多いらしい。
確かに富山は言葉のアクセントや話し方のイントネーションなども
関西に近いと思う。
その流れを汲んでいるのだろうか。

先程あらためて干し柿を飾る理由を調べてみた。
詳しくはわからなったが柿(かき)という言葉に『嘉来(かき)』という
『喜び幸せが来る』という意味を重ね合わせた、語呂合わせに
よるものらしい。
そして柿は長寿の木だという意味も・・・

鏡餅に飾る長い串にささった干し柿は通常全部で10個・・・
外側に2個・内側に6個の柿を串に刺して飾り、そのわけは
『外はニコニコ(2個2個)仲むつ(6つ)まじく』という『2と6』に
かけた語呂合わせだと言われているようだが、如何にも関西らしい
機知に富んだダジャレのようなところは楽しく受け入れられるのでは
ないだろうか。
近年は短い5個のものもあるという、それもちゃんと語呂合わせで
できているようだ。

友人の奥さんが作ってくれる干し柿に千恵子選手の
絵手紙で感謝を込めていただく。
 


 

 


コメント (24)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする