儘成らず

　穏やかな朝を迎え、８時過ぎに起床した。
　朝食を頂き、朝の所作を終えた。
　今日は行こう！
　”釣り”にである。
　平素から見慣れている工場の煙突の煙は、東にたなびいているが、穏やかな状態であった。
　車で10分程の漁港で、楽しもうと向かった。
　漁港の灯台に至る堰堤の内外で釣りの楽しみがあり、ある時は・大勢の釣り人が集う場所である。
　突堤に、一人の釣り人が居た。
　”サビキ釣り”をしている様であった。
　突堤に立つと、風が強い！
　子アジ対象のフライフィシングをするには、私の技量では制約がある。
　風を避け、内港に・一投目を投げる。
　寒さが、着込んできた衣服を通す。
　一時間程、投げ入れたが、何の反応も得られなかった。
　”サビキ釣り”をしている人にも、反応が無いようだ。
　「帰ろう！」
　魚にも都合があるのでしょう・・・