ファームステイの感想

2017年06月30日 08時19分31秒 | 日記
今回のファームステイは、牧場のロッジに泊まって、牧場の仕事を手伝い、乗馬をするというものだった。

1日3食のご飯は牧場で用意してもらえるものの、牧場にはドライヤーやタオル、洗面用品もないとホームページに書いてあったし、布団の上げ下げや掃除やシーツの洗濯も自分でするし(これは着いてから知ったことだけどね)、ホテルに泊まる感覚じゃなくて、牧場でキャンプするような感じだな、と思っていた。

牧場の仕事も、素人ができることだから、エサやりやお掃除、馬の手入れなど、分かりやすいものだけ。もちろん、それでも筋肉痛になったけど😅
逆に言えば、それ以上の仕事は、たった2泊するだけの素人には、できるはずもないけどね。

そういうわけで、私はある程度、ファームステイでの生活をイメージしてたし、展開もほぼ想像通りだったけど、りょうちゃんにしてみたら、初めての、かつ思いがけないことの連続。

馬って、触ると暖かいんだ〜。
豚もすごく暖かい。
イグアナの尻尾は固いんだよ。
リクガメが、自分でドアを開けようとするなんてビックリ‼️ 鳴き声だって初めて聞いた。
ネズミの毛は、ものすごくフワフワだったよ。
馬も、赤ちゃんの時は、毛がフワフワしてるし、ガチョウの赤ちゃんは、大きさはアヒルくらいでも鳴き声はピヨピヨだし、やっぱり羽根はフワフワ。
犬は、嬉しくなると、耳をペタンと倒して、ゴロンとお腹を見せて、撫でるとウットリする。
子馬は甘えん坊で、いたずら好きで、りょうちゃんのことをすごく気に入ってくれた。

馬が歩くとパカパカいうことは、絵本やテレビや大人に聞いた話なんかで知識としてはあったかもしれないけど、実際の音を聞くのは、ただの知識とはやっぱり違うだろうし、動物には人間みたいに感情があって、甘えたり、喜んだり、怒ったり、食いしん坊だったり、結構豊かな感情表現があって、みんなそれぞれ性格が違うことも、今回、しっかりと実感できたと思う。

りょうちゃんは夕べ、寝るときに、

「りょうちゃん、あのこうまがこいしい。ママもこいしい?」

と言っていた。

ママも恋しいよ、また会いたいね、可愛かったね、と言うと、

「りょうちゃん、あのこをかいたい」

と言いだした。

だけど、それは無理なんだよ。馬には広くて自由に動き回れる場所が必要なんだよ。それが、馬にとっては幸せなんだよ。と話すと、

「そうなんだね」

と納得してた。
馬にとって、広くて、草を自由に食べられる場所が大事だということを、りょうちゃんはちゃんと分かってると思う。実際に、そうやってのんびり過ごす馬たちを見て、触れ合ってきたから。

牧場の仕事が、結構重労働だっていうことも、知ることができた。

乗馬の時、先生は幼稚園の先生みたいに優しい言い方じゃなくて、結構厳しく指導されてたけど、それは、馬に乗るときには落馬事故が怖いから。だから、ふざけたりしないで、ちゃんと先生の話を聞かないといけないし、守らないといけない。
りょうちゃんは、乗馬の時は本当に真剣な顔をしてたし、外乗の時も全然喋らないし、少しは楽しめてるだろうか? あんな風に厳しく言われてどうなんだろう? と思ったけど、牧場で何が一番楽しかった? と聞いたら、

「うまにのったこと」

と言ってたし、

「またうまにのりたい」

と何度か言ってたから、厳しさの理由も、ちゃんと分かって、その上で、ちゃんと楽しめてたんだね。

ファームステイは、観光旅行とは全然違うし、ホテルに泊まったときみたいに至れりつくせりじゃないけど、本当に楽しくて、良い経験だったと思う。その証拠に、りょうちゃんの写真はずうっと笑顔。ママはそれが一番嬉しかった。

できれば毎年、一度くらいは行けたらいいね。