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215:過・渦・蝸・禍・鍋

2020-07-21 | 新・知だらけの学習塾
215:過・渦・蝸・禍・鍋
――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり
(1)
表題の漢字について、昔こんなことを書いています。
過・渦・蝸・禍・鍋。これらの漢字の、部首右の形(つくり)は何だろう。気になります。総画数9で、「咼」だけを調べてみました。「カ」「カイ」と読むようです。

つくりが「咼」になっている漢字のいくつかは、すぐに思い浮かべられます。「過去」「渦(うず)」「蝸牛(かたつむり)」「禍根(かこん)」「鍋」など。

渦と蝸牛から類推すると、「咼」はおそらく、渦巻き模様の意味なのでしょう。鍋も想像力があれば、なるほどと思えます。沸騰するときにお湯が、何となく渦巻く感じがします。
では、「過ぎる」には、どんな意味があるのでしょうか。どうしても、ぐるぐる巻きのイメージは浮かびません。禍根も過去に近いイメージです。
「咼」の形がついた漢字は、ほかにもあるのでしょうか。これも浮かんできません。
「咼」って何なのだろう?
山本藤光2007.10.19
(2)
なんとも尻切れトンボの文章ではありませんか。疑問をそのままにするとは、あまりにも無責任といえます。そこで10年ぶりに調べてみました。
 ネット検索をしました。「咼」という漢字を手書きして、検索することにしました。そして私が2007年に抱いた疑問に答えてくれているサイトに行きあたりました。「風船あられの漢字ブログ」です。ここではみごとに私の疑問に答えてくれていました。
 約10年ぶりに、喉にささっていた魚の小骨が取れたような感じになりました。
 ちょっと長いので、引用はできません。興味がある方は、訪ねてみてください。
「咼」のつく漢字は、たくさんありました。𠷏渦蝸𣄸緺鍋堝禍諣楇萵騧媧窩過。ちなみに「骨」という漢字も親戚のようです。というよりも、「咼」には骨の関節のような意味合いがあったのです。「風船あられの漢字ブログ」さん、ありがとうございます。勉強になりました。
山本藤光2018.06.26


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