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妙に知180228:鳴かず飛ばず

2018-02-28 | 妙に知(明日)の日記
妙に知180228:鳴かず飛ばず
「鳴かず飛ばず」の意味は、ほとんどの人がご存知だと思います。では、その語源は? 私は「歌を忘れたカナリア」の歌に関連しているのかな、と思って語源辞典を引きました。

――三年も享楽にふけっていた荘王(そうおう)を諫(いさ)めて言ったことば「三年飛ばず鳴かず、これ何の鳥ぞや」から。のち、荘王は国政に専念したという。

 何の鳥?との質問の回答はありません。ネットでは、ダチョウ説も存在しています。また『史記』にも同じものがありますが、こちらは少しニュアンスが違います。

――(史記楚世家「三年飛ばず鳴かず」による)将来の活躍にそなえて何もしないでじっと機会を待っているさま、(『広辞苑第7版』)

 こちらの解釈は、知らない人が多いと思います。2月は本日で終わりです。3月になれば、春は目の前ですね。
山本藤光2018.02.28

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