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山本藤光の文庫で読む500+α

著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

2019-03-24 | 知育タンスの引き出し

「丼」と「井」の違いについての解説を読みました。おもしろかったので、おすそわけさせていただきます。そもそも二つは同じ漢字だったそうです。

――近世になって「丼」の字の形を、「井戸」に物が墜ちた様子に見立てるようになった。そこで井戸に物が落ちて「ドブン」という音がすることの連想から、この字をドンブリにあてたというわけ。(『ことばの選び方大全』青春出版社)
山本藤光2018.06.03

ぼる

2019-03-24 | 知育タンスの引き出し
ぼる
新宿で「ぼられた」ことがあります。この「ぼる」の由来は、大正時代に富山で起きた主婦の一揆にあります。米屋が不当に値をつりあげ、主婦たちの怒りが爆発したのです。政府が介入して、暴動は一段落したそうです。「ぼる」は「暴利」が変化した言葉です。(『語源2』青春出版社文庫をまとめました)
山本藤光2019.03.24

ガラス

2019-03-23 | 知育タンスの引き出し
ガラス
硝子という言葉が生まれた変遷がおもしろい。江戸時代はポルトガル語で「ビードロ」と呼ばれていました。硝子はダイヤモンドを用いて細工します。それでダイヤモンドの意味のオランダ語「ギヤマン」がガラスの意味となり、その後「ガラス」が定着したそうです。「硝子」の表記は、ビードロにあてられていたものです。(日本語語源辞典をまとめました)
山本藤光2019.03.23

2019-03-22 | 知育タンスの引き出し

「薊」。クロスワードパズルにあった問題です。説明には。キク科の多年草植物とありました。どうしても読むことができません。くさかんむりの下に魚がある、不思議な感じ(漢字)です。わかりますか。クロスワードなので他の問いを解いているうちに、「〇ざ〇」と正解にせまりました。それでもわかりません。したがって当てずっぽうで、辞書をひいてみました。「あざみ」がでてきました。
山本藤光2019.01.06

しっぺがえし

2019-03-22 | 知育タンスの引き出し
しっぺがえし
「しっぺがえし」の「しっぺ」の意味がわからず,調べてみました。「しっぺ」とは、座禅のとき僧侶が持つ「竹篦(しっぺい)」のことでした。座禅をする人に打ちつけるあの竹の棒のことです。やられたらやり返すは、乱れたら打ちつけるからきていたのです。(語源由来辞典をまとめました)
山本藤光2019.03.22

おやつ

2019-03-21 | 知育タンスの引き出し
おやつ
3時と10時は「おやつ」の時間です。この言葉の語源は、昔の時刻の「八つ時」からです。江戸時代に午後の「八つ時」(今でいう2時ころ)に間食をとる習慣があったとのことです。「お」がつけられたのは、京都の本願寺の八つの時刻を告げる太鼓に敬意をこめてのこと。(『日本語語源辞典』をまとめました)
山本藤光2019.03.21

ふしだら

2019-03-20 | 知育タンスの引き出し
ふしだら
「ふしだらな人だ」の「ふしだら」の語源を調べました。「しだら」は梵語で、僧侶の袈裟、あるいは経典を意味する言葉です。それに「不」を加えて反対言葉にしたとのことです。「だらしない」という言葉も、「しだらない」を逆さにいった言葉で、語源は「しだら」にあります。(『語源』青春出版社文庫をまとめました)
山本藤光2019.03.20

2019-03-19 | 知育タンスの引き出し

「鼻の下が長い」は誰もが知っている慣用句です。これは「鼻の下を伸ばす」などとも用いられることがあります。「鼻の下が干上がる」は生活に困るという意味です。では「鼻毛」にまつわる慣用句を何かご存知ですか。「鼻毛が長い」「鼻毛らしい」「鼻毛をのばす」「鼻毛を読む」「鼻毛を数える」などがあります。興味がある方は、意味を調べてみてください。
山本藤光2018.09.03

変換ミス

2019-03-19 | 知育タンスの引き出し
変換ミス
よく変換ミスをやってしまいます。ずっとタッチタイピングの弊害だと思っていました。違いました。単なる緻密さの欠落。そのことに遅ればせながら、最近気がつきました。

これからご紹介するのは、何かで見たか聞いたかした「変換ミス」です。実際に私自身も「児童販売機」と、やってしまった苦い体験があります。

・「怪盗アンデス」(回答案です)
・「お客彷徨うトイレ」(お客様用トイレ)
・「妄想するしか方法がなかった」(もうそうするしか方法がなかった)
(以上は日経新聞06/12/26朝刊より)

ここまでは、出典が明らかなものです。笑いながら、メモを取ってしまいました。以下は別の書物で見たものです。企業人時代に実際に「カードは現金です」とのゴルフの案内状を受け取ったことがあります。

・「児童販売機」(自動販売機)
・「カードは現金です」(カードは厳禁です)
・「あなたの乱暴な朝鮮に、韓国したい」(あなたの乱暴な挑戦に、勧告したい)
・「会社が父さんした」(会社が倒産した)
・「母さん税が発生した」(加算税が発生した)
・「穴馬券は兄さんだ」(穴馬券は二、三だ)
・「先生攻撃あるのみ」(先制攻撃あるのみ)
・「ここでは着物を脱ぐ」(ここで履物を脱ぐ)
・「便座を飲んだ」(ベンザを飲んだ)
・「金玉蹴るな」(キンタ負けるな)

最後の1つは、九十九という歌手の作詞だと聞いています。出典がわからぬままの引用、ごめんなさい。かん便してください。
山本藤光2018.01.30初稿、2019.03.19改稿

おばあちゃんのおうち

2019-03-18 | 知育タンスの引き出し
おばあちゃんのおうち
孫たちが、遊びにきていたときのこと。会話のなかにときどき、「おばちゃのおうち」という表現がはさまります。おい、おい、と思ってしまいます。「ここは、おじちゃんとおあばちゃんのおうちだよ」とたしなめてみました。

怪訝そうな顔になりますが、表現が改まることはありません。一家の主の座は「おばあちゃん」に奪われてしまったのです。

孫たちにとって、手のこんだおばあちゃんの料理は格別のようです。孫がくると、一家の主権はたちどころに奪われてしまいます。もっとも孫がきていなくても、すでに主客は転倒しているのかもしれません。

定年を迎えた友人宅を訪問すると、確実に主権は奥さんに移動しています。

山本藤光2017.12.13初稿、2019.03.18改稿