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山本藤光の文庫で読む500+α

著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

(ご飯を)よそう

2019-04-02 | 知育タンスの引き出し
(ご飯を)よそう
礼服に身を装(よそ)おう、という言葉があります。この「装おう」は、「ご飯をよそう」と同義語です。漢字では「ご飯を装う」と書きます。

――「装う」は、したくをする、取りそろえて準備をする、つくろう意味で、つくろう、飾る、または風情を添えるという意味である。(『語源』青春出版社文庫)

「ご飯を装う」は「平家物語」にも登場しているようです。日本人の美意識が感じられる表現ですね。「ごはんをよそう」が、こんなに美しい漢字だとは「予想」していませんでした。
山本藤光2019.04.02

カリスマ

2019-04-01 | 知育タンスの引き出し
カリスマ
「カリスマ」といわれる人がいます。カリスマは英語ではありません。ギリシャ語に由来しています。Charisma=神の賜(たまもの)。超能力。(新明解国語辞典)

Christmas(クリスマス)とスペルが近いので、語源はその関連かなと思っていました。浅はかでした。
山本藤光2019.04.01

ふまい

2019-03-31 | 知育タンスの引き出し
ふまい
「ふまい」という単語をご存知ですか。「不昧」と書きます。「まずい」のことではありません。「広辞苑」をひいてみます。私が心している言葉です。

――(知性などが)くらくないこと。明かであること。/(邪悪・邪心に)くらまされないこと。

「不昧不落」という熟語があります。「不昧」は物欲に惑わされないこと。「不落」は堕落しないことという意味です。「不落不昧」とも用いられます。
山本藤光2019.03.31

えたい

2019-03-30 | 知育タンスの引き出し
えたい
「えたいのしれないやつ」の、「えたい」の語源は2つあります。通常は「得体」と書きますが、これは「為体(ていたらく)」の音読み「いたい」が転じたものとするのが一つの説。「為体」は、すがた、本性、正体のこと。もうひとつは、僧侶の衣である「衣体」からという説。僧侶の衣体は、宗派によって色が決まっていました。その色が判然としないときに、「えたいがしれぬ」といわれたことから。(『語源』青春出版社文庫をまとめました)

個人的には、後者の説を支持したいと思います。
山本藤光2019.03.30

うとそうそう

2019-03-29 | 知育タンスの引き出し
うとそうそう
「うとそうそう」は月日の経過が早いさまをいいます。漢字では「烏兎匆々」と書きます。「烏」は太陽、「兎」は月。古代中国で、太陽には三本足の烏(カラス)、月には兎(ウサギ)がいるとされたことから。「匆々」は、忙しいまたは慌ただしいことを表します。「(日本語語源辞典をまとめました)

「うとそうそう」は、あまり用いられていない熟語です。
山本藤光2019.03.29

2019-03-28 | 知育タンスの引き出し

三ヶ月」や「リンゴ三ケ」などに用いられる「ケ」とは何か。前者は「か」と読み、後者は「こ」と読んでいます。実はこの字は中国では箇の略字「个」と表記します。竹かんむりの一方をとったもののようで、「个」は物を数えるときの漢字だそうです。(北嶋廣敏『雑学帝王500』中経の文庫をまとめました)
つまり「个」を日本では、「ケ」と表記するようになったとのこと。ここまで書いて、まだ得心がいきません。「ケ」について、もう少し探ってみたいと思います。
山本藤光2018.09.10

糸目

2019-03-28 | 知育タンスの引き出し
糸目
昨日の朝日新聞コラムに、一生に一度はいってみたい言葉として、「金に糸目をつけない」と書かれていました。そして糸目の語源は、凧揚げの凧糸のことであると添えられていました。辞書で確認しました。

――「糸目」は、つり合いをとるために凧の表面につける糸。つまり、糸目をつけない凧は揚がり具合を調節できない。そこから、制限を加えない意が生じた。(日本語語源辞典)

江戸時代には、「糸目をつける」の表現もあったそうです。現在では非定形にのみに用いられていますが。
山本藤光2019.03.28

おおわらわ

2019-03-27 | 知育タンスの引き出し
おおわらわ
大会の準備に「おおわらわ」は、漢字では「大童(おおわらわ)」と書きます。これは「戦場で兜(かぶと)を脱ぎ髪を振り乱して戦うようすが、髪を束ねない子どもの髪型のようであることから。」(日本語語源辞典)
このほかにも、子どもの散らし髪を「被髪(わらわ)」といっていたので、とする説もあるようです。
山本藤光2019.03.27

矢立

2019-03-26 | 知育タンスの引き出し
矢立
「矢立(やたて)」をご存知ですか。松尾芭蕉が奥の細道を旅したときに、携行していました。細長い筒に、筆と墨壺を入れたものです。今では万年筆に取って代わられ、見かけることができないものです。どんなものか見てみたいと思って、ネット検索しました。なんとオークションにたくさんの出品がありました。
山本藤光2019.03.26

獺祭

2019-03-25 | 知育タンスの引き出し
獺祭
昨日初めて「獺祭」という銘柄の日本酒を飲みました。日本酒は好きではないので、この銘柄はしりませんでした。仲間が「ウオー」というほどですから、超有名な酒なのでしょう。この銘柄は「だっさい」と読みます。なにやら珍奇な名前です。

――獺祭は、山口県の蔵元「旭酒造」で造られている純米大吟醸酒です。品薄続出するほどの大人気の日本酒であり、現在は日本国内に留まらず世界を股にかけて日本酒の文化を拡げています。(ネット検索。出典不明)

「獺」はカワウソですので、そのお祭りという意味なのでしょう。みんな「うまい、うまい」といって飲んでいました。私には味はわかりませんでした。
山本藤光2019.03.25