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山本藤光の文庫で読む500+α

著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

はしけ

2018-12-26 | 知育タンスの引き出し
はしけ
以前に大企業と零細企業のたとえとして、「軍艦とはしけ」といった人がいました。私と友人の阪本啓一氏(著作多数)は、ヒユがちがうとチャチを入れました。
「艀(はしけ)」って、桟橋のことだとかみついたわけです。
しかしあとで調べてみると、平底の船だったのです。ほとんどの艀は、自力航行できないようです。それにしても物書きの2人が勘違いしていたのですから、同じような人がいるかもしれません。
山本藤光2018.12.26

かえる

2018-12-25 | 知育タンスの引き出し
かえる
確認のために何度も辞書にたよる言葉があります。「かえる」の漢字変換です。下村昇『大人のための漢字クイズ』(PHP文庫)に、その問題が出ていました。引用してみます。
(引用はじめ)
次の場合の「かえる」は、下の4つの漢字のうちのどれがいいでしょうか。
1.書面をもってあいさつにかえる(    )
2.顔色をかえて怒った(    )
3.宝くじを現金にかえる(    )
4.水槽の水をかえる(    )

換える 変える 替える 代える

迷わずに選べた人はすごい!
山本藤光2018.03.06

一か八か

2018-12-25 | 知育タンスの引き出し
一か八か
「一か八か」の語源の由来をご存知ですか。読んでいて考えもつかない説明に驚きました。
「広辞苑」では、「(もとカルタ博奕(ばくち)から出た語)運を天にまかせて冒険すること。のるかそるか」と説明されているのみです。語源辞典を確認します。

――サイコロ賭博(とばく)の「丁」「半」の上の文字から。(日本語語源辞典)
山本藤光2018.05.08

運命

2018-12-25 | 知育タンスの引き出し
運命
長い間勘違いしていたことがあります。年末に合唱つきで耳にするベートーヴェン「運命」は、第9番交響曲だとばかり思っていました。詳しくは「交響曲第5番「運命」&第9番「合唱」とのことでした。また第五番に「運命」というタイトルをつけているのは日本だけとのことです。

――ベートーヴェンがこの曲の主題について「運命はかく戸を叩く」と解説したことに由来している。(『雑学全書』知恵の森文庫)
山本藤光2018.12.25

つもり

2018-12-24 | 知育タンスの引き出し
つもり
朝日新聞朝刊「折々のことば」は、欠かさず毎日読んでいます。一昨日、こんな文章がありました。
京都の老舗のお茶屋さん・福寿園には「つもり十訓」という教えがあるそうです。選者であり筆者の鷲田精一は、その一つを紹介しています。

――深いつもりで浅いのが知識。浅いつもりで深いのが欲。

 そして自らの「つもり」を次のように書いています、

――高いつもりで低いのが教養。低いつもりで高いのが気位。

 私もやってみます。

――知ってるつもりで知らないのが自分。知られていないつもりで知られているのが浮気。

お粗末でした。
山本藤光2018.03.01

成功と失敗

2018-12-24 | 知育タンスの引き出し
成功と失敗
大好きな思考法があります。「成功したらワシのお陰、失敗したら監督のせい」

――ご存知「球界の春団治」こと、阪神の川藤幸三さん。阪神ファンのあいだでは、いまでも抜群の人気を誇っている。その川藤さんに「代打の心得」について尋ねてみたことがある。
「そんなもん簡単な話や。代打でいってカーンと打って成功したら、ワシのおかげや。もし打てずに失敗したら、この場面でワシを使った監督が悪い。そう思ってやっとった。まぁそんぐらいに思ってやらな、こな仕事はやってられんで」(青島健太『長嶋的、野村的・直観と論理はどちらが強いか』PHP新書P160)

この言葉に思わずニヤリとするのは、わたしだけでしょうか。
山本藤光2018.12.24

なだめすかす

2018-12-23 | 知育タンスの引き出し
なだめすかす
パソコンのプリンターが動きません。どうなだめすかしても、動き出す気配すらありません。ところで「すかす(賺す)」って、どんな意味なのでしょうか、とまたもや好奇心が頭をもたげてきました。ネット検索をすると、例文がありました。

――当惑して、嚇すやら、賺すやら、いろいろ手を尽して桜井へ帰って貰お・・・ 芥川竜之介「竜」
――初めはお蝶をなだめ賺すようにしてあしらっている様子であったが、・・・ 森鴎外「心中」

大作家が用いているこの単語は、「新明解国語辞典」では次のように説明されています。

――なだめる:泣いたり怒ったりしている人に言葉をかけて、荒れている気持ちを静める
――すかす:機嫌をとり慰める

まあ、同じような意味ですね。結局、プリンターの方は、買い換えざるをえませんでした。
山本藤光2018.02.04

2018-12-23 | 知育タンスの引き出し

もうすぐ正月です。餅つき風景は見られなくなりました。しかし餅を飾り、餅を食べる習慣は残されています。餅米は米の品種としては、中国から最初に伝わりました。しかし日本の風土には、後から伝わったウルチ米の方が適していました。日本のウルチ米は品種改良が進み、中国人にも大人気のようです。正月の餅は伸びるので長寿を表し、正月の伝統としていまだに健在なわけです。(「今さら他人には聞けない疑問650」知恵の森文庫を参照しました)
山本藤光2018.12.23

じりつする

2018-12-22 | 知育タンスの引き出し
じりつする
「じりつする」とは、どんな状態を指すのでしょうか。まずは漢字で「じりつする」と書いてみてください。

(画面から目を上げて……考える……考える……書き終わったら、先へ進んでください)

多くの人は、「自立」と書いているはずです。この方には「ポイント1」を差し上げます。では「自立」の意味を書いてみてください。

(画面から目を上げて……考える……考える……書き終わったら、先へ進んでください)

「自立」の意味は、あまり取り違えていないでしょう。意味が書けたら、追加で「ポイント1」を差し上げます。

ではあなたは「じりつする」と、いくつの漢字を書いていますか。「自立」だけしか書いていない人は、ものごとを短絡的に処理してしまうタイプで要注意です。

私は「1つの漢字だけを書きなさい」と、問いかけてはいません。複数の漢字を書いた人には、「ポイント1」を差しあげます。

「じりつ」に漢字をあてはめるなら、次の3通りになります。もっとも大切にしている辞書(三省堂『新明解国語辞典』第6版)を引いてみます。

「而立」
「自立」
「自律」

では3つの「じりつ」の違いは何でしょうか。考えてみてください。

(画面から目を上げて……考える……考える……書き終わったら、先へ進んでください) 

『新明解国語辞典』では、次のように説明されています。

而立:「論語」から出た語で、三十にして立つ、という意味。
自立:親からの経済的援助などを受けず、社会人として自分で生計を立てること。
自律:自分で決めた規則に従う(わがままを抑える)こと。

「自立」を理解した人は、次なるステップとして、「自律」しなければなりません。あなたは自分自身に何を「律して」いますか?
山本藤光2017.12.29

居候

2018-12-22 | 知育タンスの引き出し
居候
「居候三杯目にはそっと出し」の「居候」の語源を紹介します。

――江戸時代の公文書で、同居人であることを示す肩書きとして用いられたことば、「××方居候〇〇」とあるのは「〇〇は××の家に居(お)ります」という意味。(日本語語源辞典)

「居候三杯目には」では厚かましすぎます。「二杯目」はないのかと調べてみました。ネット(DAZN)にこんな記載がありました。納得です。

――昔はご飯を三杯食べるのが常識で、一杯では失礼、
二杯では遠慮と目されていた。
山本藤光2018.12.22