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山本藤光の文庫で読む500+α

著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

どんちゃん騒ぎ

2019-01-13 | 知育タンスの引き出し
どんちゃん騒ぎ
新入社員の歓迎会シーズンです。むかしのように、酒席でのどんちゃん騒ぎはなくなりました。「どんちゃん」の由来は何なのでしょうか。いつものように調べてみました。

――歌舞伎などで、戦いの場面を盛り上げるために、鉦(かね)や太鼓を打ち鳴らしたことから。(日本語知識辞典)

山本藤光2018.04.06

とじぶた

2019-01-13 | 知育タンスの引き出し
とじぶた
割れ鍋にとじぶた。ずっと「閉じる蓋」だと思っていました。またもや「ありゃー」と驚いた解説に遭遇しました。本来の意味は欠陥のある似たもの同士をさす言葉が「割れ鍋」と「とじ蓋」です。つまり「とじ蓋」にも、なんらかの欠陥がなくてはなりません。

――「とじぶた」は「綴じ蓋」と書く。「綴じる」には「つなぎ合わせる」のほかに「繕う」や「修繕する」の意味がある。つまり「とじぶた」は何らかの方法で修理された蓋のことなのである。(『すぐに使える・言葉の雑学』PHPをまとめました)
この説明に納得。
山本藤光2019.01.13

「知育タンスの引き出し」を開け閉め

2019-01-13 | 知育タンスの引き出し
「知育タンスの引き出し」を開け閉め
1日に何冊もの「日本語」にまつわる本を読みます。クロスワートや漢字検定問題などをやるのも、その延長線上にあります。63歳からはじめた日本語の勉強は、もうすぐ10年目になります。もっと若いうちからはじめていればよかったのに、と思いながらひたすら「語源辞典」をひもといています。それらの一部は、「知育タンスの引き出し」というコラムで紹介させていただいています。いつまで続けられるか心配ですが、新たな発見がある毎日は充実しています。
山本藤光2019.01.13

2019-01-12 | 知育タンスの引き出し

相撲を観ていたら「もう一丁取り直し」と審判長がいいました。普通なら「もう一番」というのだろうな、と思いました。「丁」はサイコロの丁半で知られていますが、偶数を意味します。豆腐を数えるときや、本の裏表1枚も意味します。乱丁などといいますね。
ほかにどんなものに使われるのでしょうか。調べてみました。「天丼一丁」「一丁目」などがありました。「丁」を「てい」と読む場合は。「丁寧」などもあります。そのほかには、「丁稚」(でっち)や「丁髷」(ちょんまげ)など、別の読み方もあります。「丁」は超奥深い漢字なのです。
山本藤光2018.03.25

むしずがはしる

2019-01-12 | 知育タンスの引き出し
むしずがはしる
むしずがはしる。読むことはできても、書けない漢字が「むしず」かもしれません。「虫唾」と書きますが、漢字検索すると「虫酸」も出てきます。私はずっと「虫唾」と書くとばかり思っていました。『朝日新聞の漢字用語辞典』で調べてみました。「虫酸」が正解で、「虫唾」は当て字でした。虫酸の語源もついでに調べてみました。

――「虫唾」は「虫酸」とも書き、胃がむかむかしたときに逆流する酸性の胃液、転じて、「虫唾が走る」でむかむかしてふかいである意になった。(日本語語源辞典)
山本藤光2019.01.12

鳥居

2019-01-11 | 知育タンスの引き出し
鳥居
神社につきものの「鳥居」について調べる必要がありました。なぜ鳥居なのか。鳥は何の鳥なのか。あらゆる辞書を引きましたが、回答は得られませんでした。
そんなときに、たまたま開いた本に正解がありました。

――鳥居のあの形は、鳥のとまるとまり木を表したものです。つまり、鳥居の原型は、神道に縁の深い長鳴鳥――〈にわとり〉のとまっている形なのです。(『つい誰かに話たくなる雑学』講談社+α文庫P540)

『古事記』では天照大神(あまてらすおおみかみ)を、天岩屋戸(あまのいわやと)からひき出すために、長鳴鶏(ながなきどり)を集めて一斉にトキを作らせたとあります。
山本藤光2018.03.11

老婆心

2019-01-11 | 知育タンスの引き出し
老婆心
何気なく用いています「老婆心」は、不思議な言葉です。家庭や近所や孫と親切に関わる老婆を、師僧が弟子を教え導く姿に重ねたようです。

――仏教では、親切の語源の「心切」ということを説くが、これは仏教の教えで、「老婆心切」からきたものだ。(『語源2』青春出版文庫)

最近では度を過ぎた親切、などの意味でも使われたいます。
山本藤光2019.01.11

ノロマ

2019-01-10 | 知育タンスの引き出し
ノロマ
友人のなかに、機敏なデブがいます。逆に何をやらせても、ノロマな友人もいます。ノロマは漢字にすると、「鈍間」と書きます。この言葉の語源をご存知ですか。語源辞書を引いて、笑ってしまいました。

――平たい頭で、青黒くまぬけな顔をした「野呂松(のろま)人形」に由来するといわれる。人形の名は江戸時代に野呂松勘兵衛(のろまつ・かんべい)という人形遣いが用いたことから。(日本語語源辞典)

ネット検索すると「野呂松人形」が観られます。また芥川龍之介に『野呂松人形』という作品があります。青空文庫で読めますので、読んでみてください。
山本藤光2018.03.31

げんまん

2019-01-10 | 知育タンスの引き出し
げんまん
子どもの遊びに「指切りげんまん」というのがあります。そのあとに「嘘ついたら針千本飲ます」と続きます。怖ろしい約束の儀式ですが、元々は遊女と客が交わす約束の形だったそうです。

――「げんまん」は、「拳骨で一万回ぶつ」が転じたものである。(『語源2』青春出版社文庫)

引用書には同じく「花いちもんめ」という子ども遊びの歌も、遊郭言葉に語源があると出ていました。
山本藤光2019.01.10

正午

2019-01-09 | 知育タンスの引き出し
正午
時間の表記で悩むことがあります。新聞社の読者向けの考えがわかりやすいので、紹介させていただきます。

――新聞社などでは、昼の12時ちょうどは「正午」、夜の12時ちょうどは「午前零時」とし、「正午」は「午後零時」としないと決めているところもあります。(公益財団法人日本広報協会のQ&Aより)

「正午」の由来は次のとおりです。
――お昼の十二時は「午の刻」の中間にあたり、いわゆる「正午」といわれるようになったのはここからきています。(言葉の雑学)

明治以前は、時刻を十二支で表していました。「正午」はその名残なのです。
山本藤光2019.01.09