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山本藤光の文庫で読む500+α

著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

おあいそ

2019-01-20 | 知育タンスの引き出し
おあいそ
「おあいそお願いします」。寿司やなどでよく耳にする言葉です。「おあいそ」は元来、店側が客の勘定のときに、「お愛想できませんで」と用いていたようです。何の本で読んだのかは忘れましたが、それを客側が「勘定」の意味に使うようになったと書いてありました。「お愛想」は「愛想尽きた」の略語だとする説もあります。これが正しければ、客が「お愛想」というのは、店に三行半を下している意味になります。
山本藤光2019.01.20

一期一会

2019-01-19 | 知育タンスの引き出し
一期一会
一期一会(いちごいちえ)を座右の銘にしている人はたくさんいます。ところでこの言葉の由来をご存知ですか。茶道から出た言葉だそうです。利休の弟子・山上宗二(やまのうえのそうじ)が著書に
――そもそも茶湯の交会は一期一会といひて、たとへば幾度おなじ主客公会するとも、今日の会にふたたびかへらざる事と思へば、まことに我一世一度の会なり(大修館四字熟語辞典)

この言葉は、わざわざ紹介するまでもありませんね。ほとんどの方がご存知だと思います。
山本藤光2018.08.26

しかと

2019-01-19 | 知育タンスの引き出し
しかと
相手を無視することを、「しかとする」といいます。この語源は意外なものでした。

――「鹿の十」の意か。花札で、十月にあたる鹿(一説に、鹿の札が十点だからとも)の絵が、そっぽを向いているようにみえることからという。(日本語語源辞典)

花札はわかりませんが、この語源はユニークですね。
山本藤光2018.01.19

鬼灯

2019-01-18 | 知育タンスの引き出し
鬼灯
「鬼灯」って何のことかわかりますか。「酸漿」なら、読むことができると思います。「ほおずき」のことですね。種を抜いて鳴らす遊びは、幼いころに誰もがやったと思います。「鬼灯」という漢字がアンマッチに思えてなりません。
山本藤光2018.06.20

あみだくじ

2019-01-18 | 知育タンスの引き出し
あみだくじ
「あみだくじ」の「あみだ」は、阿弥陀如来の「あみだ」の意味です。ではなぜあのくじが、阿弥陀なのでしょうか。しっかりと説明してくれている文章がありました。

――仏像(阿弥陀如来)には頭部のうしろ側に放射線状のたくさんの棒がついている。それを光背といい、阿弥陀如来の活動、その動きを光の形で表現したものである。アミダクジはもともとは阿弥陀如来の光背に似ているところから、そのように呼ばれたのである。(北嶋廣敏『話のネタ大事典』PHP文庫)

縦横平行に描くアミダクジは、放射線状にすべきかもしれません。
山本藤光2019.01.18

歯ぎしり

2019-01-17 | 知育タンスの引き出し
歯ぎしり
○○○の歯ぎしり。まるのなかにひらがな3文字を入れてください。ところで「○○○」って何のことかわかりますか?
新明解国語辞典に「カタクチイワシの幼魚を干したもの」とありました。つまり「ごまめがするみたいな歯ぎしり」の意味ではないようです。河野太郎外相は、これをHPタイトルにしています。きっと財務省の件について、歯ぎしりしていることでしょう。
山本藤光2018.03.12

油断大敵

2019-01-17 | 知育タンスの引き出し
油断大敵
松尾芭蕉の「おくの細道」に出てくる、山形県の立石寺の灯火。毎朝僧侶の手により菜種油が注がれ一度も消えたことがありません。ここの灯火は、比叡山延暦寺の根本中堂のものを分灯されたものとされています。「油断大敵」の由来は、僧侶が欠かさず油を注ぐ様からきています。もしも手を抜いたら、絶やさずに続いている灯火が消えてしまうからです。
山本藤光2019.01.17

ドンピシャ

2019-01-16 | 知育タンスの引き出し
ドンピシャ
ふと浮かんだ「どんぴしゃ」という言葉。由来を知るために、手持ちの「日本語語源辞典」を調べました。ありません。こんなときはいつもネットの「語源由来辞典」に頼ります。この辞典の欠点は、コピペができないことです。したがって、以下にまとめました。

――「どんぴしゃり」の略。「どん」は「どん底」「どん詰まり」などの擬態語で強調を意味する。関西で用いられている「どあほ」もその流れ。ただし最近は「ど真ん中」など、強調以外でも用いられている。ほかの説としては、大砲が「ドン」と撃たれて「ピシャ」と的を射る。戦闘機が「ドン」と着陸して「ピタっと」と定位置に止まるなどもある。
山本藤光2019.01.16

たまらない

2019-01-15 | 知育タンスの引き出し
たまらない
「たまらない」はよく使われる言葉です。しかし漢字を書けといわれると、考えこんでしまうと思います。「溜まる」を思い浮かべた人は、ハズレです。正解とは同語源の言葉ですが、「我慢できない」の意味を「溜まらない」では説明できません「堪らない」と書くのが正解です。「堪」は、「たえる」「こらえる」の意味で、「堪忍」(かんにん)などと「用いられています。
山本藤光2019.01.15

油を売る

2019-01-14 | 知育タンスの引き出し
油を売る
高校のときに先生から「油を売る」の説明を受けた記憶があります。ここでいう「油」は石油のことではなく、菜種油のことです。

――「油を売る」はその油を売り歩いていた油商人の商法に由来する。油を量り売りするときは、カメから客の容器に升(ます)を使って移すのだが、(中略。補:当時の油はとてつもなく高価なもの)一滴たりともこぼさないように、ていねいに移す必要があった。(『すぐに使える言葉の雑学』PHP)

この悠長な所作から、「油を売る」という言葉が生まれました。
山本藤光2019.01.14