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山本藤光の文庫で読む500+α

著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

風が吹けば桶屋が儲かる

2019-04-22 | 知育タンスの引き出し
風が吹けば桶屋が儲かる
風が吹けば桶屋が儲かる。この言葉は誰もがご存知だと思います。しかしその理屈を完全に覚えている人は少ないので、整理しておきます。

――風が吹くと、砂ぼこりが立って砂が目に入り盲人が増える。盲人は三味線を弾くので、それに張る猫の皮を取ることから猫が減り、猫が減ると猫を天敵とする鼠が増える、増えた鼠は桶をかじるので、結果的に桶屋が儲かることになる。
山本藤光2019.04.22

きちょうめん

2019-04-21 | 知育タンスの引き出し
きちょうめん
「きちょうめん」はその漢字から、「几帳」台に関係しているとは思っていました。調べてみるとなるほど語源は建築用語からきていました。

――柱や器具などの角ばった部分を削り、両側に刻み目を入れる技法、多く、几帳の柱に用いられたことから、細部にまで気を配る意が生まれた。(日本語語源辞典)

几帳台の上の紙に、ていねいに記帳することが語源だと勘違いしていました。
山本藤光2019.04.21

宝船の帆

2019-04-20 | 知育タンスの引き出し
宝船の帆
宝船の帆には、ある架空の動物の名が書かれることがあります。――「日本語知識辞典」を読んでいたら、こんな問いかけがありました。わかりますか? ヒントは、人の悪夢を食べるといわれている動物です。

答えは「獏」です。獏は、鼻は象、目は犀、尾は牛、足は虎に似ているとされる想像上の動物です。その皮を敷いて寝ると邪気を遠ざけるといわれています。ネットで「宝船の帆」を検索しました。なるほど「福」や「寶」の字と混じって、「獏」の文字もありました。
山本藤光2019.04.20

お勝手

2019-04-19 | 知育タンスの引き出し
お勝手
台所のことを「お勝手」といいます。この言葉は弓道に由来しています。

――弓道では弓を支える左手を「押し手」と呼び、一方、自由に動かせる右手のことを「勝手」と呼ぶ。この呼び名にちなんで、女性が自由に使える台所のことを「お勝手」呼ぶようになった。(『雑学全書』知恵の森文庫)

山本藤光2019.04.19

おせっかい

2019-04-18 | 知育タンスの引き出し
おせっかい
「おせっかい」の語源は意外なものでした。

――「狭匙(せかひ)」の転じた「切匙」と書き、お節介は当て字である。(『語源』青春出版社文庫)

すり鉢で胡麻をすると、筋目のところに胡麻が残ってしまいます。これをへらのような専用台所道具「切匙」でかきだします。一度すった後に余計な仕事をすることから、「おせっかい」の言葉が生まれました。
山本藤光2019.04.18

夜なべ

2019-04-17 | 知育タンスの引き出し
夜なべ
サトウハチロウ作詞の「母さんが夜なべをして……」の「夜なべ」には、3つの語源説があります。漢字では3様ありますが、「夜鍋」しか変換されません。「夜業」は、農家や家内工業を営んでいる家は深夜まで働いていたことから。「夜延べ」は、昼の仕事を夜まで延ばしたことから。そして「夜鍋」は、深夜残業をさせた雇い人や家族に夜食をふるまったことから。(以上は『語源3』青春出版社文庫をまとめました)

私はずっと「夜鍋」と思っていました。しかしサトウハチロウの頭のなかには、「夜延べ」の文字があったように思えます。
山本藤光2019.04.17

キオスク

2019-04-16 | 知育タンスの引き出し
キオスク
「キオスク」はトルコ語に由来する言葉で、イスラム式庭園の四阿(あずまや)を意味している。イスラム圏は気温が高く乾燥しているため、涼しげな空間をつくろうとする。「キオスク」もその空間づくりに一役買っている。(日本語知識辞典)

何でこんな単語を採用したのか、理解に苦しみます。もっと日本的な名前にすればよかったのに。
山本藤光2019.04.16

たくあん

2019-04-15 | 知育タンスの引き出し
たくあん
人名由来の言葉はたくさんあります。隠元豆、のろま、などなど。そのなかでいちばん有名なのは「沢庵(たくあん)」でしょう。江戸時代の初期、臨済宗の僧・沢庵がはじめて作ったといわれています。「貯(たくわ)え漬(つ)け」が転じたものとする説もありますが。(日本語語源辞典コラムより)
山本藤光2019.04.15

圧巻

2019-04-14 | 知育タンスの引き出し
圧巻
もっともすぐれた場面を「圧巻」といいます。この言葉は、中国の官吏登用試験のことです。「圧」は上からおさえる意。「巻」はここでは答案用紙のこと。もっともすぐれた者の答案を一番上に載せたことから出た言葉。(日本語語源辞典)

ちなみに「あっかんべー」とは何の関連もありません。こちらは「悪漢(あっかん)べー」と書きます。
山本藤光2019.04.14

あんぽんたん

2019-04-13 | 知育タンスの引き出し
あんぽんたん
いつものように語源の本を読んでいたら、懐かしい言葉が出てきました。「あんぽんたん」は幼いころに、「ばか」よりも間接的な意味で使っていました。この語源がおもしろい。「アホ太郎」が何らかの影響を受けて変化し、「あんぽんたん」になったという説が有力です。そして影響を与えたのは、富山の薬「反魂丹(はんこんたん)」ではないか、との推論が付記されていました。(『語源3』青春出版社文庫をまとめました。
山本藤光2019.04.13