「工学部ヒラノ教授の終活大作戦(今野浩著・青土社2018刊)」を読んだ。今野浩(こんのひろし1940生れ)氏は東大工学部(数理)卒・同大学院修了し、民間研究機関からスタンフォード大学OR学科博士課程に進みPHDを取得する。その後、筑波大学助教授・東工大教授となり、中央大学教授を退職後は、「ヒラノ教授」シリーズを執筆されてきた。勿論、専門はORと金融工学の日本の泰斗である。-----
「工学部ヒラノ教授の終活大作戦」では、此れまでのお浚いをして、今野浩氏のプロフィールを随所に書き加えてくれているので、初めての読者にも面白く読めるだろうと思った。2011年には奥様が、2017年にはお嬢様が同じ遺伝性疾患で先立たれて、それまでの介護をされた苦労も大変だったようだが、今野浩氏の波乱万丈の人生は確かに終焉を迎えているようだ。ファンはそれでも続編を期待しているだろうが、今野浩氏が自身の寂寥感を払拭できるかどうかは、確かに多胡輝氏が提唱したと云う「きょうよう・きょういく」の頭の体操(認知症防止策)が鍵を握るのかも知れないと思った。専門書でなくても、「工学部の語り部」シリーズは「終活大作戦」が最後かもしれないが、何か書き続けて居られれば長命の作家を見れば分かるように、天寿が続くのではないかとも思った。
「工学部ヒラノ教授の終活大作戦」では、此れまでのお浚いをして、今野浩氏のプロフィールを随所に書き加えてくれているので、初めての読者にも面白く読めるだろうと思った。2011年には奥様が、2017年にはお嬢様が同じ遺伝性疾患で先立たれて、それまでの介護をされた苦労も大変だったようだが、今野浩氏の波乱万丈の人生は確かに終焉を迎えているようだ。ファンはそれでも続編を期待しているだろうが、今野浩氏が自身の寂寥感を払拭できるかどうかは、確かに多胡輝氏が提唱したと云う「きょうよう・きょういく」の頭の体操(認知症防止策)が鍵を握るのかも知れないと思った。専門書でなくても、「工学部の語り部」シリーズは「終活大作戦」が最後かもしれないが、何か書き続けて居られれば長命の作家を見れば分かるように、天寿が続くのではないかとも思った。
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