3月21日(金)の夜にイタリア文化会館で、チェリストで作曲家のジョヴァンニ・ソッリマの対談と、ワークショップを観る。6時30分開演で、途中15分程度の休憩を挟み、終演は8時45分頃。9割程度の入り。
前半は読響のチェリスト遠藤真理との対談だが、音楽評論家が質問して答える式だっだので、ソッリマから面白い回答があまり引き出せていなかった印象。作曲家としての立場と演奏家としての立場を併せ持つ人なので、楽譜通りに演奏するのか、演奏者の解釈や即興性をどこまで考慮するのかという点をもう少し深堀して欲しかった。対談は1時間弱で、最後に遠藤真理とジョヴァンニ・ソッリマのデュオの演奏があったが、短い曲ながら美しいものだった。
後半はチェリスト50人ぐらいが舞台上にあがり、ソッリマの指導で合奏するワークショップップ。こんなに大勢でどうやるのだろうと思っていたら、グループをざっくり4つに分けて、各グループにこれを弾けと言う形でソッリマが演奏して見せて、それを繰り返し、見事な四声のチェロ演奏が出来上がる。それをバックに、ソッリマが即興で演奏して見せたり、テンポを代えたり、伴奏の中身を代えたりしながら、1時間以上ワークショップをやった。雰囲気はミニマルミュージックともバロックともつかない不思議なもので、なんとなく、ソッリマの出身地シチリアの空気を感じさせるものだった。50人がグルーヴして弾く感じで、まるでジャズのジャムセッションのような感じ。クラシック音楽でグルーヴ感を始めて感じた。
チェリストは4分の1ぐらいがプロの演奏者といった感じで、音大生みたいな人や素人も混ざっていた。最前列の演奏者は、バロックの弓を使ったり、ビオラ・ダ・ブラッチョという珍しい書きで演奏していた。楽譜ではなく、師匠がやって見せてその通り弾かせるというのは、大昔からの伝統的な教育法のようにも感じた。途中でバッハの無伴奏チェロソナタ1番の旋律を引用しながら、曲を組み立てていくので、こういう音楽の作り方があるのだと、新しい発見があった。
帰りがけにスタンド式のワインバーで軽く食事。キノコのマリネ、レンコンのアラビアータ、ホタルイカのケッパー風味などをつつきながら、イタリアワインを飲む。主にトスカーナ付近の白と赤。イタリアには数知れぬほどの品種があり、奥が深い。
前半は読響のチェリスト遠藤真理との対談だが、音楽評論家が質問して答える式だっだので、ソッリマから面白い回答があまり引き出せていなかった印象。作曲家としての立場と演奏家としての立場を併せ持つ人なので、楽譜通りに演奏するのか、演奏者の解釈や即興性をどこまで考慮するのかという点をもう少し深堀して欲しかった。対談は1時間弱で、最後に遠藤真理とジョヴァンニ・ソッリマのデュオの演奏があったが、短い曲ながら美しいものだった。
後半はチェリスト50人ぐらいが舞台上にあがり、ソッリマの指導で合奏するワークショップップ。こんなに大勢でどうやるのだろうと思っていたら、グループをざっくり4つに分けて、各グループにこれを弾けと言う形でソッリマが演奏して見せて、それを繰り返し、見事な四声のチェロ演奏が出来上がる。それをバックに、ソッリマが即興で演奏して見せたり、テンポを代えたり、伴奏の中身を代えたりしながら、1時間以上ワークショップをやった。雰囲気はミニマルミュージックともバロックともつかない不思議なもので、なんとなく、ソッリマの出身地シチリアの空気を感じさせるものだった。50人がグルーヴして弾く感じで、まるでジャズのジャムセッションのような感じ。クラシック音楽でグルーヴ感を始めて感じた。
チェリストは4分の1ぐらいがプロの演奏者といった感じで、音大生みたいな人や素人も混ざっていた。最前列の演奏者は、バロックの弓を使ったり、ビオラ・ダ・ブラッチョという珍しい書きで演奏していた。楽譜ではなく、師匠がやって見せてその通り弾かせるというのは、大昔からの伝統的な教育法のようにも感じた。途中でバッハの無伴奏チェロソナタ1番の旋律を引用しながら、曲を組み立てていくので、こういう音楽の作り方があるのだと、新しい発見があった。
帰りがけにスタンド式のワインバーで軽く食事。キノコのマリネ、レンコンのアラビアータ、ホタルイカのケッパー風味などをつつきながら、イタリアワインを飲む。主にトスカーナ付近の白と赤。イタリアには数知れぬほどの品種があり、奥が深い。