はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

全国ツアー版「ミロワール」

2008-06-18 23:56:05 | Weblog
これだけ、ベルばらのことを語ったんだから、
ショーについても語るべき…なのかもしれないが、
何がどう変わっていたのかが、よくわからなかった。

かなめくんと緒月くんが居なくなってて、
かなめくんの代わりに、せしるくんが、シンデレラになっていて、
これが怖いほど似合っていたこととか…
緒月くんの代わりに、「マトリクス・メデューサ」の場面で踊ってるのが、
真波そらちゃんだよ、と教えてもらったり。

ああ、あれが真波そらちゃんなのか。
緒月くんのチームに、目立つダンサーがいるな、と思って観ていたのだが、
名前がわからなかった。
誰なんだろ?と調べるほど、勉強家でもないから、
そのままにしていたのだ。
今回はめでたく、緒月くんのパートに昇格されたということだそうで。

だからって、次回雪を観た時に、
真波そらちゃんのお顔が判るのか…自信がない。
私は、お顔を覚えるのに時間がかかるのだ。

そして、ひろみちゃんが、真っ赤なフリルつきのシャツを着ておいででした。
こんなの、着てたっけ?と思いながら観てたら、
後から出て来る集団は、黄色いフリルつきシャツでした。
ああ、こっちは着てたよね。
それは、判った。

ひょっとしたら、
赤いシャツは、かなめくんのパートだったのかな?
と思ったら、やっぱりそうなのだそうで。
よかった、本公演でも赤いシャツ着てたよ?と言われたら、
どうしようかと思った。


私は、一つ心配していたことがありました。
それは…東京公演を観た時に、
どうにも宙のダンスが観たい!となる、「宙病」が勃発したし、
こないだのミーマイでも、そんなだったので、
また再発したら…と。
「雨に唄えば」までに、まだしばらく時間があるんだもん…。

実際、こないだ「ミロワール」を観た時には、かなりの辛口コメントを書いたでしょ?(苦笑)
今思えば、
あれは、私が病に侵されてるのが悪かったのかな、と思い始めてもいたのだ。
私の病が悪いんだとしたら、今回だって……ヤバいだろう。

が、案外、病は落ち着いていました。よかった。
いや、そうなのかなぁ…
ひろみちゃんのダンスを観ていて、こないだ感じたことを全く感じなかったので、
多分、ひろみちゃんが、とっても頑張れていたんだろうと思う。

私は、たいしてダンスについてわからないくせに、
腕の動きにはうるさい…らしい。
思えば、さえちゃんについても、そうだった。

さえちゃんは、踊れないのなんのと、言われておられたが、
腕の使い方は、かなりの腕前だったのだ。
どんなに下半身がついて行っていなくても…(そうだったのかについてすら、私にはよくわからない)
さえちゃんは、腕と顔で踊る人で…私を満たしてくれたもんです。

ひろみちゃんも、月で小柄であった分、…かどうなのか、
誰よりも長い腕を豊かに使って踊る人でした。
伸びやかに、腕が舞う。
所謂ダンサーではないかもしれないけれど、
それが、観ていて心地よいダンス。

しかし、前回、東宝で「ミロワール」を観劇した時には、
その心地よさが感じられず…
それ自体が、私が宙のダンサーたちを見慣れたせいなのかな、と思ったりもしたのだ。

しかし、どうもそうじゃなかったみたいだぞ?
と思えたことが、嬉しかった。
他の人を観ていると、勃発する宙病が(すみません・汗)、
ひろみちゃんを観ると収まるのです。
おおお…!

特に、病が勃発しそうな危険な感じは、大階段の燕尾でした。
…いや、全ツだから、階段は大きくないんだけども(笑)、
とにかく、階段の黒燕尾。

これこそ、宙の例の大階段の紫燕尾のダンスを連想させる場面。
振付はだいぶ被っています。
大階段の燕尾、というと、お決まりお約束の動きっていうのが、入ってるんだろう。
…今まで、そんなふうに考えたことがなかったけれど、
今回は、それがよくわかりました。
この私が、振付をそれとなく覚えるほど、それだけ沢山宙公演を観た…
というか、集中して振りを観続けていたのでしょう。

そのくらい、強烈に蘭ちゃんを観続けていた私が、
ひろみちゃんを観ていたら、「喉が渇いた」状態にならなかったのだ。
おおお…!

右目でひろみちゃん、左目でミズちゃん、というふうに、
ダンスを観ていました。
(ということは、他の人のことは、ほぼわからん、ともいえるが)
ミズちゃんの振りは、また更に、
蘭ちゃんの振りを思い出させてくれる感じで、
左目では、その移動距離について、
これは、全ツ仕様の移動距離なのか、
蘭ちゃんの動き方が尋常でないのか、とっちなんだろう?と考え始めたので、
そこで、ミズちゃんを観るのはやめることにした。

とにかく、
ひろみちゃんは、男役の黒燕尾の基本に忠実に、
手先や燕尾の前合わせへの手の添え方、さばき方に至るまで、
非常に丁寧に、力の入れ方や、角度、姿勢、体の流れ方などを、研究して、
大切に踊っておられるのを感じたのでした。
本当に力強く、爽やかに、
宝塚の男役としての美学を体現できていたんじゃないか、と思う。


私の、ひろみちゃんに対しての感想は、こんな感じなのだが、
Vちゃんに伺うと、
「ミラーダンスのところの、ピンクのお衣裳が可愛かったですよね、
よく似合っていて」
…そこか。

確かに、似合ってるとは思うが…
ハードだという、あの場面で、お衣裳の似合いっぷりが最大のポイントか。
いや、大変さを感じさせないで踊っておられるということで、
それはそれで素晴らしいことだし、
お衣裳を素敵に着こなすことは、とっても大事なことですよね。

そのVちゃんと…
横浜つあー第3弾をしたのが、次からのお話。
お写真に癒されてくださいね♪