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花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

秋 、"豊穣シリーズ " (14)

2022-10-22 | 植物 花

今日の ”豊穣” シリーズには、「ハナミズキ」、「ヤマボウシ」の果実を載せます。

両者、似た花を咲かせますが、果実は、全く違った姿です。

最初に「ハナミズキ」の赤く熟した実です。

 

「ハナミズキ」(花水木)

秋、葉が、紅葉する此の時期に、赤い楕円形の実を着けます、晩秋、紅葉して落葉しますが

次春、葉を着ける前に花を咲かせます。

花は、4月~5月に掛けて咲き、4弁の小さな(花径5m/m位)の花です。

白、ピンク、紅色の花弁の様に見えるのは、総苞片(花を囲む葉)で花で、花と見紛います。

ミズキ属の中でも、此の総苞片が、一番目立つので「花水木」の名前が付いた由

別名に「アメリカ ヤマボウシ」が付いています、日本の「ヤマボウシ」に似ていて

アメリカ原産なので、此の「アメリカ ヤマボウシ」(亜米利加山法師)の名前が付いたとのこと

アメリカ原産らしく、大振りで華やかな花です。 

アメリカに贈った「桜」の返礼として、日本に入ってきたことが、知られています。

ミズキ科、ミズキ属、耐寒性落葉高木、北アメリカ原産、学名 Cornus florida、英名 Dogwood 

英名  Dogwood は、”犬の皮膚病を治した” からとか、”此の木で作った短剣を古い英名で Dog と言った” ので

此の名前が付いたとの2説が、載っていました、材質が、硬いので短剣等の武器に最適だったのかも

 

今日の ”豊穣” シリーズには、「ハナミズキ」、「ヤマボウシ」の果実を載せます。

両者、似た花を咲かせますが、果実は、全く違った姿です。

最初に「ハナミズキ」の赤く熟した実です。

 

「ハナミズキ」(花水木)

秋、葉が、紅葉する此の時期に、赤い楕円形の実を着けます、晩秋、紅葉して落葉しますが

次春、葉を着ける前に花を咲かせます。

花は、4月~5月に掛けて咲き、4弁の小さな(花径5m/m位)の花です。

白、ピンク、紅色の花弁の様に見えるのは、総苞片(花を囲む葉)で花で、花と見紛います。

ミズキ属の中でも、此の総苞片が、一番目立つので「花水木」の名前が付いた由

別名に「アメリカ ヤマボウシ」が付いています、日本の「ヤマボウシ」に似ていて

アメリカ原産なので、此の「アメリカ ヤマボウシ」(亜米利加山法師)の名前が付いたとのこと

アメリカ原産らしく、大振りで華やかな花です。 

アメリカに贈った「桜」の返礼として、日本に入ってきたことが、知られています。

ミズキ科、ミズキ属、耐寒性落葉高木、北アメリカ原産、学名 Cornus florida、英名 Dogwood 

英名  Dogwood は、”犬の皮膚病を治した” からとか、”此の木で作った短剣を古い英名で Dog と言った” ので

此の名前が付いたとの2説が、載っていました、材質が、硬いので短剣等の武器に最適だったのかも

 



 

花(総苞片)は、4月~5月頃に白、淡いピンクの花を咲かせます。

中心に花序をつくり、周りに花弁の様な4枚の総苞片を着けます。

次に載せる「ヤマボウシ」の総苞片の先が尖っているのに対して丸味を帯び、少し窪んでいる特徴が有ります。

中心の塊は、4弁の小さな(花径3mm程)花の集合体です。

 

<「ヤマボウシ(山法師)」>

「ハナミズキ」の花と形と似ていますが、徐々に形が、違ってきます。

初夏の頃、頭状花序に小さな4弁の花を20個以上、球状に咲かせます。

「ハナミズキ」では、集合果にならず、個々独立した実になりましたが、「ヤマボウシ」の実は、サッカーボールの様な

模様が入った集合果になり、違った印象です。

樹高が、10mにもなる高木で、木肌の鹿の子模様が、綺麗なので

シンボルツリー、街路樹として重宝されています、葉は、卵円形で全縁、肉厚で波立っています。

「ヤマボウシ(山法師)」の名前は、中心の花穂が、坊主頭に似て、外側の白い4枚の総苞片が

頭巾に似ているからとか、”法師” のイメージです。

ミズキ科、ミズキ属、耐寒性落葉高木、日本、中国、朝鮮半島に分布

学名   Cornus kousa=Benthamidia japonica英名  Flowering Dogwood、別名「ヤマグワ(山桑)

*最近では、品種改良されて、花色がピンクや常緑の多彩な品種が作出されようです* 

果実は、球状の集合果で、此の時期に赤く熟します、極小の種子が入ってますが

食用になります、果肉は、オレンジ色で甘い味がします、果実酒にも使用されています。

下図は、法師の頭と頭巾に喩えられた花です。

花期は、6月~7月頃で、小さな淡い黄色の花を密生して咲かせます。

*最後に、紛らわしい「ヤマボウシ」と「ハナミズキ」の見分け方を載せてみました。

・樹皮- 前者の樹皮は、滑らか、後者の樹皮は、ゴツゴツして罅割れがしている。

・葉ー前者の葉は、艶が有る、此の葉が出た後に花が咲く、後者の葉は、シワシワ、花が咲いた後に此の葉がでる。

 

 




 

花(総苞片)は、4月~5月頃に白、淡いピンクの花を咲かせます。

中心に花序をつくり、周りに花弁の様な4枚の総苞片を着けます。

次に載せる「ヤマボウシ」の総苞片の先が尖っているのに対して丸味を帯び、少し窪んでいる特徴が有ります。

中心の塊は、4弁の小さな(花径3mm程)花の集合体です。

 

<「ヤマボウシ(山法師)」>

「ハナミズキ」の花と形と似ていますが、徐々に形が、違ってきます。

初夏の頃、頭状花序に小さな4弁の花を20個以上、球状に咲かせます。

「ハナミズキ」では、集合果にならず、個々独立した実になりましたが、「ヤマボウシ」の実は、サッカーボールの様な

模様が入った集合果になり、違った印象です。

樹高が、10mにもなる高木で、木肌の鹿の子模様が、綺麗なので

シンボルツリー、街路樹として重宝されています、葉は、卵円形で全縁、肉厚で波立っています。

「ヤマボウシ(山法師)」の名前は、中心の花穂が、坊主頭に似て、外側の白い4枚の総苞片が

頭巾に似ているからとか、”法師” のイメージです。

ミズキ科、ミズキ属、耐寒性落葉高木、日本、中国、朝鮮半島に分布

学名   Cornus kousa=Benthamidia japonica英名  Flowering Dogwood、別名「ヤマグワ(山桑)

*最近では、品種改良されて、花色がピンクや常緑の多彩な品種が作出されようです* 

果実は、球状の集合果で、此の時期に赤く熟します、極小の種子が入ってますが

食用になります、果肉は、オレンジ色で甘い味がします、果実酒にも使用されています。

下図は、法師の頭と頭巾に喩えられた花です。

花期は、6月~7月頃で、小さな淡い黄色の花を密生して咲かせます。


秋、”豊穣” シリーズ(13)

2022-10-21 | 植物 花

「オキナワスズメウリ」も小さな可愛い実を稔らしました、白筋模様が、鮮やかです。

今日の本題、「トベラ」、「ピラカンサ」、「コトネアスター」の実です。

<「トベラ」の実>

「トベラ」(扉)の実も熟すと裂開して、赤い粘液が付着した種子が顔を出します。

雌雄異株で、初夏に五弁の白い花を咲かせます、芳香が有ります。

葉も光沢が有って、肉厚なのは、「マサキ」の葉に似ています。

名前の由来は、昔、魔除けの為に扉に飾ったので、“扉の木” と称したのが「トベラ」になった由

トベラ科、トベラ属、常緑低木、日本、朝鮮半島、中国原産、学名    Pittosporum tobira

英名    Japanese chesewood、別名 「トビラノキ」、「トビラギ」  

次は、「ピラカンサ」の赤い実です。

<「ピラカンサ」の実>

「ピラカンサ」  Pyracantha Hybrids とは、バラ科、トキワサンザシ属の総称とのことで

ヨーロッパ南部からアジア南西部原産の 「トキワサンザシ」(常磐山査子)  Pyracantha coccinea

黄色で、中国南部原産の「タチバナモドキ」(橘擬)  P.angustifolia 等が含まれるとのこと

5~6月に懸けて、白い小さな花を咲かせます。

赤い色は、小鳥達の格好の目印、種子を遠くに運びます、枝には、鋭い棘が在るので、注意

耐寒常緑高木、ヨーロッパ、中国原産



「ピラカンサ」の花は、初夏に「ユキヤナギ」の花に似た白い小さな花を咲かせます。(下図)

 

次は、「コトネアスター」の実です。

「コトネアスター」 Cotoneaster Hybrids   は、バラ科、コトネアスター属の 総称とのことで、多くの品種が有ります。

一般に、「ベニシタン/紅紫檀」 Cotoneaster horizontalis  を「コトネアスター」と呼ぶ場合が多いようです。

枝が、下垂するもの、立ち上がるもの、匍匐性のもの、常緑、落葉のものと多種に渡ります。

今日は、「ベニシタン」より大きな葉と実を着け、蔓性の

「コトネアスター サリシフォルム」  Cotoneaster .salicifolium   を挙げてみました。

上に挙げた「ピラカンサ」の実に似ていますが、「ピラカンサ」には、 枝の棘や葉の鋸歯が無いので区別可能です。

バラ科、サンザシ(シャリントウ)属、中国、インド、チベット原産、英名  Rockspray cotoneaster

匍匐性のものを “建築家の友人” と呼ぶとか、また、学名の   cotone は、「マルメロ」の古いラテン語で

aster  は、-に似る意味とか、実の形が、「マルメロ」の実と花に似たところが有ります。

<下図は、大きな実を着ける「コトネアスター サンシフォルム」です>

下図が、一般に「コトネアスター」と称される「コトネアスター・サリシフォルム」より

小さな実と葉を着ける「コトネアスター・ホリゾンタル」 Cotoneaster horizontalis  

別名「ベニシタン紅紫檀です。


 

今日も過去に載せた記事の再掲載です、”キク科の花シリーズ” のものでした。

今、キク科の花(3)

今日のキク科の花には、「ティソディラ」、「クジャクアスター」を挙げてみました、”小さな菊の花” です。 最初は、”小さな菊の花” 「ティソディア」です、開花期が、......

秋、”豊穣シリーズ” (12)

2022-10-20 | 植物 花

今日のシリーズ二は、「ロウヤガキ」と「ミズレンブ」の2種にしました。

艶やかで、豊満な姿が、”秋の豊穣” に相応しい佇まいです。

 

<「ロウヤガキ」(老鴉柿)>

小型の「柿」なので、「ヒメガキ」(姫柿)の別名が付いています、亦、蕚が長く大きいので

子供達の正月の遊具<羽根衝き>の<羽根>に似ているので、「ツクバネガキ」(衝羽根柿)の別名も付いていました。

亦、「老爺柿」の名前が、付いています、実の皮の斑点が、老人の皮膚の<染み>を著わすのか ・ ・ ・ な

熟した時の実の色は、橙や真紅、形も球形や楕円形と多少違う種類が有り、斑点の入り具合も多彩です。

盆栽仕立てで愉しむことが多いようですが、生食には、渋くて、渋くて ・ ・ ・ 

澄みきった秋の空に映える夕陽のように、真赤に輝きます、<ルビー>に喩えました。

カキノキ科、カキノキ属、落葉小高木、雌雄異株、中国原産、別名「ヒメガキ」

学名   Diospyros thombifolia英名   Chinese persimmon



<「ロウヤガキ」(老鴉柿)>

小型の「柿」なので、「ヒメガキ」(姫柿)の別名が付いています、亦、蕚が長く大きいので

子供達の正月の遊具<羽根衝き>の<羽根>に似ているので、「ツクバネガキ」(衝羽根柿)の別名も付いていました。

亦、「老爺柿」の名前が、付いています、実の皮の斑点が、老人の皮膚の<染み>を著わすのか ・ ・ ・ な

熟した時の実の色は、橙や真紅、形も球形や楕円形と多少違う種類が有り、斑点の入り具合も多彩です。

盆栽仕立てで愉しむことが多いようですが、生食には、渋くて、渋くて ・ ・ ・ 

澄みきった秋の空に映える夕陽のように、真赤に輝きます、<ルビー>に喩えました。

カキノキ科、カキノキ属、落葉小高木、雌雄異株、中国原産、別名「ヒメガキ」

学名   Diospyros thombifolia英名   Chinese persimmon



次は、「ミズレンブ」の赤く熟した実です。

<「ミズレンブ」(水蓮霧)>

植物園の温室等では、周年、「ミズレンブ」の実を視ることが出来ますが

此の時期、赤く熟した実を露地でも視ることができます。

「ミズレンブ」は、「レンブ」  Syzygium samarangense   の仲間で、水分が多い「レンブ」なので

此の「ミスレンブ」の名前が、付いたとのことです。

蝋を塗ったような艶が、「レンブ」の英名   Wax Apple   に頷けます。

<トロピカル フルーツ>として、生食ができるそうです、経験は無いのですが、林檎の風味とか

葉も綺麗なので、観葉植物としても愛でられています。

初夏の頃に、漏斗状の白や淡い桃色の4弁花を咲かせます、多数の雄蘂が、放射状に長く伸びます。

フトモモ科、フトモモ属、非耐寒性小高木、学名 Syzygium aqueum

英名  Water Apple、Rose Water Apple、別名「ジャワフトモモ」、「ミズフトモモ」、「ミズジャンボサ」

 

植物園の温室等では、周年、「ミズレンブ」の実を視ることが出来ますが

此の時期、室内で越冬させたものを、露地で視ることができます。

葉も綺麗なので、観葉植物としても愛でられています。

 

 下図は、花です、雄蘂が ”爆発” して、花弁が隠れてしまいます。

 

 


秋、” 豊穣シリーズ " (11)

2022-10-18 | 植物 花

今日の  ”豊穣シリーズ”  は、赤く熟す果実を挙げてみました。

「モチノキ」、「クロガネモミ」、「タラヨウ」の赤い実です。

花が、少なくなる時期、代わりを担う果実達です、皆、似たような実と葉ですが、微妙な違いが

最初に「モチノキ」<黐の木> の実です、小さな球形の実が、照り輝きます。

<「モチノキ」黐の木>

春に、4弁の淡い黄色い花を咲かせますますが、小さい所為も有って、目立たない花です。

葉は、革質で全縁、互生します、樹皮を叩いて、ネバネバの<鳥黐>を造って、野鳥を捕獲したものです。

葉も実も次に挙げる「クロガネモチ」に似ていますが、実の大きさで、区別出来ます。

「モチノキ」の実は、径が約1Cm位に対して、「クロガネモチ」の実は、約5m/m~6m/mと小さいのです。

野鳥保護が、徹底しない頃の話ですが ・ ・ ・ 

モチノキ科、モチノキ属、常緑低木、雌雄異株、日本、中国、朝鮮半島に分布

学名   Ilex  integre別名「ホンモチ」、「トリモチノキ」、「モチ」

花が、少なくなる時期、代わりを担う果実達です、皆、似たような実と葉ですが、微妙な違いが

最初に「モチノキ」<黐の木> の実です、小さな球形の実が、照り輝きます。

<「モチノキ」黐の木>

春に、4弁の淡い黄色い花を咲かせますますが、小さい所為も有って、目立たない花です。

葉は、革質で全縁、互生します、樹皮を叩いて、ネバネバの<鳥黐>を造って、野鳥を捕獲したものです。

葉も実も次に挙げる「クロガネモチ」に似ていますが、実の大きさで、区別出来ます。

「モチノキ」の実は、径が約1Cm位に対して、「クロガネモチ」の実は、約5m/m~6m/mと小さいのです。

野鳥保護が、徹底しない頃の話ですが ・ ・ ・ 

モチノキ科、モチノキ属、常緑低木、雌雄異株、日本、中国、朝鮮半島に分布

学名   Ilex  integre別名「ホンモチ」、「トリモチノキ」、「モチ」

 

<余録>

カナメモチ」(要黐)の赤い実も、この時季に実りますが、「クロガネモチ」などよりも実の着き方は、疎らです。

扇の<かなめ(要)>に使用する木材で、「モチノキ」に似ているので此の名前が付いた由

唯、モチノ科とは違って、バラ科、カナメモチ属、常緑小高木、雌雄同株、日本原産とか

学名 Photinia glabra 、英名 Japanese photinia となってました、直径が5~6m/m 

ガク片が実の天辺に付いている様子は、バラ科だけに確かに「バラ」の実に似ています。

葉が「カナメモチ」より多少大きい園芸種「レッドロビン」が最近人気がでてきました。

初夏の頃に、この様な花が咲きます、小さな白色の五弁花です、若葉の紅色の葉も美しいものです。

 

 次は、「モチノキ」の実より小さい(6mm位)が、沢山の球状の実を着ける「クロガネモチ」(黒鉄黐)です。

<「クロガネモチ」>

枝や葉の柄が紫色なのと、葉が紫色に変色するので、<黒鉄>の名前が付いた由

他のモチノキ科の樹木の葉の革質や楕円形は、似ていますが、一層、濃い緑色で光沢が有ります。

此の樹木も初夏に、淡い紫色の小さな花を咲かせます。

「クロガネモチ」を ”金持ち” と解釈して、縁起木として崇める地方が有るとのことです。

モチノキ科、モチノキ属、常緑高木、雌雄異株、日本、中国、台湾、インドシナ等に分布

学名   Ilex rotunda英名   Round leaf Holly、別名「フクラシバ」、「フクラモチ」


 

<余録>

カナメモチ」(要黐)の赤い実も、この時季に実りますが、「クロガネモチ」などよりも実の着き方は、疎らです。

扇の<かなめ(要)>に使用する木材で、「モチノキ」に似ているので此の名前が付いた由

唯、モチノ科とは違って、バラ科、カナメモチ属、常緑小高木、雌雄同株、日本原産とか

学名 Photinia glabra 、英名 Japanese photinia となってました、直径が5~6m/m 

ガク片が実の天辺に付いている様子は、バラ科だけに確かに「バラ」の実に似ています。

葉が「カナメモチ」より多少大きい園芸種「レッドロビン」が最近人気がでてきました。

初夏の頃に、この様な花が咲きます、小さな白色の五弁花です、若葉の紅色の葉も美しいものです。

 

 次は、「モチノキ」の実より小さい(6mm位)が、沢山の球状の実を着ける「クロガネモチ」(黒鉄黐)です。

<「クロガネモチ」>

枝や葉の柄が紫色なのと、葉が紫色に変色するので、<黒鉄>の名前が付いた由

他のモチノキ科の樹木の葉の革質や楕円形は、似ていますが、一層、濃い緑色で光沢が有ります。

此の樹木も初夏に、淡い紫色の小さな花を咲かせます。

「クロガネモチ」を ”金持ち” と解釈して、縁起木として崇める地方が有るとのことです。

モチノキ科、モチノキ属、常緑高木、雌雄異株、日本、中国、台湾、インドシナ等に分布

学名   Ilex rotunda英名   Round leaf Holly、別名「フクラシバ」、「フクラモチ」


 


秋、”豊穣シリーズ” (10)

2022-10-16 | 植物 花

今回の "豊穣シリーズ ”は、「イチゴノキ」の実です、”秋色” に色着きました。

<「イチゴノキ」( 苺の木)>

「苺」の様な実を着けますが、勿論、バラ科の植物ではなくて、ツツジ科の植物です。

同じツツジ科の「ドウダンツツジ」の様な白い壺型の花を沢山咲かせます。

花期が、晩秋から初冬、果実を着けるのが、翌年の此の時季ですので、去年咲いた花からの果実と

今年の花を同時に視ることになります。

薄緑色の果実は、黄色、オレンジ、赤色と変化して熟します。

 食べられますが、美味しくなく、スカスカした食感です、学名が、Arbutus unedo ですが

unedo   は、”一度食べたら、二度と食べたくない” という意味が有るとか、不味い訳です。

ツツジ科、イチゴノキ(アルプツス)属、常緑低木、地中海沿岸、アイルランド、西フランス原産

学名   Arbutus unedo英名   Strawberry tree、別名「ストロベリーツリー」、「アルプツス・ウネド」

 

(*)実は、生食できますが、ジャムや果実酒にすることが多いようです。

真偽の程は、分かりませんが、学名の   unedo  は、“一回食べる” の意味で “二度は、食べたくない”

となるとかで、試しに食べてみましたが、スカスカした食感で、無味でした。

「イチゴ(苺)」の様な果実ですが、勿論、バラ科の植物では無く、ツツジ科の植物になります。

下図は、「イチゴノキ」の果実に似た実を着けるヤマモモ科の「ヤマモモ」です。

似ていますが、果実を着ける季節が違う点と、果実の表面が、「ヤマモモ」の方が、艶が有ります。

  

同じツツジ科の「ドウダンツツジ」の様な白い壺型の花を沢山咲かせます。 

白い花 、ピンク色の花も


 

<追加>

今日は、追加として「オキナワスズメウリ」と「カラスウリ」の熟れてきた赤い果実を挙げてみました。

熟するに従って、緑色から赤色と変化する様子が、愉しみです。

「ウリ」(瓜)の名前が、”カラスウリ” と ”スズメウリ” なので、サイズの違いからかと思っていましたが

実は、「カラスウリ」(烏瓜)は、烏が好んで食べるから此の名前になったとのこと

同じ様に、「スズメウリ」(雀瓜)は、雀が好んで食べるからとなるのですが

雀は、此の果実を好んで食べることはないようなので

「スズメウリ」の名前の由来は何でしょうか、矢張りサイズの大小からかと、勝手に判断してますが。

 

上段「スズメウリ」の実(径、約2cm位)、             下段「カラスウリ」の実 (径、約20cm位)