花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

秋の並木路を歩いたら

2016-11-22 | 植物 花

街中の並木路を辿ると、秋の花、たわわに稔った果実が、次々と現れて、秋を満喫することができます。

 

最初に目に付いたのは、「クヌギ」(橡)と「桜」の落葉です。

色や形が違ってい絨毯を敷いた様です、足を踏みいれると、カサコソと気持ちの良い音を立てます。

<「クヌギ」(橡)の木の落葉>

<「サクラ」(桜)の木の落葉>

道端には、「ツワブキ」(石蕗)が、冬の陽を浴びて輝きます、和菓子の様な蕾も視られます。

キク科、ツワブキ属、常緑多年草、Farfugium japonicum / Leopard plant

「ツワブキ」の名前は、“艶やかな葉を着ける蕗” 艶葉蕗(ツヤハフキ)から「ツワブキ」になった由

 
 
 

 空を見上げると、大輪(花径15CM位)の「グランサム椿」が、咲いています、“スクランブルエッグ” の異名の通り

数百本の雄蕊、雌蕊が中心で盛り上がっています。

ツバキ科、ツバキ属、学名 Camellia granthamiana、別名「大苞白山茶」、香港 九龍半島原産

*詳細は、後日に再度、載せてみます*

 

   

 

「オキシペタルム」の花が、今も咲いています。

空色が段々と濃さを増します、「ブルースター」、「ルリトウワタ」

(瑠璃唐綿)の別名が付いています。

ガガイモ(キョウチクトウ)科、オキシペダルム(トゥイーディア)属

半蔓性亜低木、ブラジル原産

学名 Tweedia caerulea=Oxypetalum caeruleum英名 Southern star

 



              「カクレミノ」(隠蓑)の実が、ユニークな形を現します。

花後、果実の先端二花柱が残るので、面白い形になります。

黒紫色の実の表面に、白い粉が噴いています、若い葉は、深く三裂して徐々に全縁に変化し

ます、若い葉が、昔の雨具の<みの(蓑)>に似ているので、この名前が付いた由

<隠>は此の雨具を着けると、身体が見えなくなりと言う伝説からとか

       ウコギ科、カクレミニ属、日本原産、学名 Dendropanax trifidus

 

 

 

北海道では、街路樹として馴染みが深い「ナナカマド」ですが、この地方の街中では

珍しいものです。

名前の由来は、“燃え難い木材で、7度竈で燃やしても燃え尽きない” からとか

但し、燃え易いとの話も有って、定かではないのですが ・ ・ ・ 

スウェーデン人は、航海のの安全を願い、此の木で船を造るとのこと

其の為か、「ナナカマド」の花言葉は、<安全>、でした、ジャムに加工することも有るようです。

バラ科、ナナカマド属、落葉高木、日本原産、学名 Sorbus commixta

 


“秋のルビー” の「ガマズミ」の実も真赤に色着いています、花は、初夏に咲く同 じ仲間 の「オオデマリ」や「チョウジガマズミ」等と

比べるとイマイチですが、「ガマズミ」(莢蒾)は、野趣味タップリの花、実の姿です。

充分熟 した実は、生食ができ、子供の頃には、此の甘酸っぱい味を愉しんだものです。

紅葉する葉と赤い実が、初冬の風物誌の一つにになっています。

スイカズラ(レンブクソウ)科、ガマズミ属、落葉低木、日本、中国、朝鮮半島原産、学名 Viburnum dilatatum

別名「ヨソゾメ」、「ヨツズミ」(子供の頃は、「ヨッツズミ」と呼んだ記憶が)


「アマランサス」(紐鶏頭)も今年最後の花を咲かせています、花序が紐の様に長くて、「ケイトウ」(鶏頭)の花に似ているので

此の名前が付いたとのこと、食料にもなる雑穀で、炊いて食べるとプチプチとした食感とか

花の色は、赤や黄緑で、視ても触ってもベルベットの様です。

ヒユ科、アマランサス属、一年草、南アメリカ原産、学名 Amaranthus candatus、英名 Velvet flower

別名に「センニンコク」(仙人穀)の名前が付いてます、仙人なら最初に敢えて食べるかも

 

以前のページに載せた「サンシュユ」の実も赤く輝いています。

最後に、此の並木の風景を油絵風にして遊びます。

<各画像は、クリックで拡大表示します>

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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。

季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい。

秋の気配が、一層、濃くなってきました、湖畔の木々も色付き始めました。

尚、夜間は、不可視の場所が在ります。

今日(11/4)Live 映像を視たら湖畔の木は、葉を落として、山は雪で覆われていました。

<下図をクリックして御覧下さい>


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