「ナツツバキ」(夏椿)が、5弁の白く透き通るような花を咲かせています。
花径が<5cm~7cm>と大きく、雄蘂が黄色で目立ちます、夏には、ピッタリの花の姿で、涼しさを感じさせてくれます。
透明感の有る花弁の先端には、フリルが着いた様な襞が視られます。
樹皮が、剥離し易く、現れる木肌には、薄緑色や赤茶色などの文様が、現出します。
「シャラノキ」(沙羅の木)の名前で、寺院などの庭でよく見かけますが
日本には無かった仏教の聖樹の「サラソウジュ」(沙羅双樹)に擬した物とのこと
一日花で残念ですが、”沙羅双樹の花の色” ですか
ツバキ科、ナツツバキ属、落葉高木、日本、朝鮮半島原産、耐寒性落葉低木
学名 Stewartia pseudocamellia 、英名 Japanese stuartia、別名「シャラノキ」(沙羅樹)
次もツバキ科、ナツツバキ属の「ヒメシャラ」(姫沙羅)の花です。
似た花の「ナツツバキ」が「沙羅樹」と間違えて伝わったことから、「ナツツバキ」より葉、花とも小さいので
"姫” の名前が付いて由、葉、花の大小以外に、違いは、葉、花に白い毛が生えているので、区別が容易です。
枝の分枝が多いので、樹形が綺麗、シンボルツリーとして植栽することが多いようです。
「ツバキ」に似た花径2cm位の白い花を咲かせます。
赤褐色の樹皮が鱗状に離脱するので、模様が付いた滑らかな樹木が現れます。
ミソハギ科の「サルスベリ」の樹肌に似た様相を呈します、紅葉も美しいです。
ツバキ科、ナツツバキ属、落葉高木、日本原産、学名 Stewartia monadelpha
因みに聖樹の「沙羅双樹」の花は、下図の様な花とか、大分違います<滋賀県草津市立、水性植物園で撮影画像を借用>
<各画像は、クリックで拡大表示します>
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昨年載せた記事を再度此処に載せましたので御覧下さい。
ブルーが冴える(3)「アジサイ」(紫陽花)の季節です、「ガクアジサイ」は、萼が大きくなった周りの装飾花と ”本当の花” とを一緒に視て愉しみますが、中心部の本当の花も、熟視すると美しいものです......
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シリーズ「スズメウリ」を育てる。
№4
葉も大きくなってきました、新しい芽も育っています。