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花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

「ナツツバキ」と「ヒメシャラ」

2019-06-22 | 植物 花

「ナツツバキ」(夏椿)が、5弁の白く透き通るような花を咲かせています。

花径が<5cm~7cm>と大きく、雄蘂が黄色で目立ちます、夏には、ピッタリの花の姿で、涼しさを感じさせてくれます。

透明感の有る花弁の先端には、フリルが着いた様な襞が視られます。

樹皮が、剥離し易く、現れる木肌には、薄緑色や赤茶色などの文様が、現出します。

「シャラノキ」(沙羅の木)の名前で、寺院などの庭でよく見かけますが

日本には無かった仏教の聖樹の「サラソウジュ」(沙羅双樹)に擬した物とのこと

一日花で残念ですが、”沙羅双樹の花の色” ですか

ツバキ科、ナツツバキ属、落葉高木、日本、朝鮮半島原産、耐寒性落葉低木

学名 Stewartia pseudocamellia 、英名 Japanese stuartia、別名「シャラノキ」(沙羅樹)



次もツバキ科、ナツツバキ属の「ヒメシャラ」(姫沙羅)の花です。

似た花の「ナツツバキ」が「沙羅樹」と間違えて伝わったことから、「ナツツバキ」より葉、花とも小さいので

"姫” の名前が付いて由、葉、花の大小以外に、違いは、葉、花に白い毛が生えているので、区別が容易です。

枝の分枝が多いので、樹形が綺麗、シンボルツリーとして植栽することが多いようです。

「ツバキ」に似た花径2cm位の白い花を咲かせます。

赤褐色の樹皮が鱗状に離脱するので、模様が付いた滑らかな樹木が現れます。

ミソハギ科の「サルスベリ」の樹肌に似た様相を呈します、紅葉も美しいです。

ツバキ科、ナツツバキ属、落葉高木、日本原産、学名 Stewartia monadelpha




因みに聖樹の「沙羅双樹」の花は、下図の様な花とか、大分違います<滋賀県草津市立、水性植物園で撮影画像を借用>

<各画像は、クリックで拡大表示します>

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 昨年載せた記事を再度此処に載せましたので御覧下さい。

 
ブルーが冴える(3)
「アジサイ」(紫陽花)の季節です、「ガクアジサイ」は、萼が大きくなった周りの装飾花と ”本当の花” とを一緒に視て愉しみますが、中心部の本当の花も、熟視すると美しいものです......
 

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シリーズ「スズメウリ」を育てる。

№4

葉も大きくなってきました、新しい芽も育っています。


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