花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

”秋の宝石” (16)№ 3

2020-11-24 | 植物 花

紅葉した「ナンキンハゼ」(南京櫨)の葉が、緑色の「クズ」(葛)の葉をバックに映えます。

花が、少ない季節には、植物の果実を挙げています。

今日の宝石<黒真珠>は、「ネズミモチ」、「トウネズミモチ」、「プリペット」の黒い実です。

<「ネズミモチ」(鼠黐)>

モクセイ科の「ネズミモチ」(鼠黐)の実も漆黒色に熟しています。

妙な名前ですが、此の実の形が、鼠の糞に似ていて楕円形

葉がモチノキ科の「モチノキ」(黐の木)に似ているからとか

6月頃に、円錐花序に白い小さな花を多数咲かせます。

花は、筒状の漏斗形で、花冠の先端が4裂して反り返ります、雌蘂雄蘂が突出ています。

次に載せる中国原産で同じモクセイ科の「トウネズミモチ」(唐鼠黐)の実とも似ていますが

実の形が、球形ですので、区別は、容易です。

亦、「ネズミモチ」の葉を太陽の光に翳すと、葉脈が透けて見えるが

「トウネズミモチ」は、透けて見える違いでも区別が容易です。

モクセイ科、イボタノキ属、常緑小高木、日本原産、学名 Ligustrum japonicum、別名「タマツバキ」

 「トウネズミモチ」(唐鼠黐)は、「ネズミモチ」より開花時期が遅く、花は、大きい違いが

学名 Ligustrum lucidum、英名 Glossy privet

 

<「トウネズミモチ」(唐鼠黐)>

「ネズミモチ」より開花時期が遅く、花は、より大きい違いが有ります。

学名  Ligustrum lucidum、英名 Glossy privet 

 

「ネズミモチ」、「トウネズミモチ」の花は、似ていて、小さな白い花を咲かせます。

 

「ネズミモチ」の仲間の「プリペット(プリベット)」の 黒い実も熟しています。

小枝が密生するので、生垣等に植栽することが多いようです。

初夏の頃に、白い小さな花が集まって花穂をつくります、甘い香りを振りまきます。

葉に白い斑が入って「シルバープリペット」、葉が黄色い「プリペット`レモン&ライム`」の種類が有ります。

モクセイ科、イボタノキ属、半常緑低木、ヨーロッパ、東アジア原産、学名  Ligustrum sinense

英名  European privet、別名「セイヨウイボタノキ」、「ヨウシュイボタノキ」



初夏に、下図の様な白く小さな花を咲かせます。

<各画像は、クリックで拡大表示します>


この記事についてブログを書く
« ”秋の宝石” (15)№2 | トップ | ”秋の宝石” (17)№ 4 »