木々の葉の色付きが鮮やかになってきました、「ツリバナ」、「スズランノキ」、「ニシキギ」
「マユミ」、「ニッサボク」、「ハナノキ」、「フウ」等々の紅葉と
其の紅葉に負けない位に色着いた果実を挙げてみます。
今回は、「ツリバナ」、「スズランノキ」、「ニシキギ」の3種にして、次回に順次、残りを挙げる予定です。
<「ツリバナ」>
「ツリバナ」は、葉の紅葉より果実の色が一段と鮮やかで、特に種子が、赤く照り輝きます。
長い柄が在る花序に、初夏の頃、淡い紫や緑色の小さな花を咲かせます。
秋に、実の果皮が裂けて、赤い種子が長い柄に吊り下がります、「吊花」の由来のようです。
ニシキギ科、ニシキギ属、落葉低木、日本、中国、朝鮮半島に弁婦、学名 Euonymus oxyphyllus
次も紅葉で有名な「スズランノキ」<鈴蘭の木>です。
<「スズランノキ」>
三大紅葉の他の一つは、通称「スズランノキ」の紅葉です、長楕円形の葉が鮮やかな赤色です。
円錐花序に「スズラン」に似た花を咲かせます。
ツヅジ科、オクシデンドルム属、北アメリカ原産、落葉高木、学名 Oxydendrum arboreum
落葉小低木、英名 sorrel tree
“通称” 「スズランノキ」としましたが、「ゼノビア」も、同じく「スズランノキ」と称しますので
「ゼノビア」も確かに「スズラン」に似た鐘型の白い花を咲かせます。
ツヅジ科、ゼノビア属、学名 Zenobia pulverrulenta 、英名 honey cup で別種とのこと
5月頃から10月の頃に懸けて「スズラン」に似た釣鐘型の花を連なって咲かせます。
<「ニシキギ」>
「ニシキギ」(錦木)も紅葉と同様に、裂けた果皮から下垂する赤い種子も綺麗です。
茎には、コルク状の “翼” が付きます、他のニシキギ科の植物との違いです。
初夏の頃に、淡い緑色の4弁花を咲かせますが、小さいので見栄えがイマイチです。
ニシキギ科、ニシキギ属、耐寒性落葉低木、日本、中国、学名 Euonymus alatus 、英名 Burningbush
別名 「ヤハズニシキギ」(矢筈錦木), 枝に付く “翼” が弓矢の羽(矢筈)に似ているからとか
「ニシキギ」以外のニシキギ科には、「マサキ」、「ツリバナ」
「マユミ」、「ツルウメモドキ」等が有ります。
紅葉と赤い実を愛でる植物ばかりです。
枝に羽根(翼)が、着くので「矢筈錦木」の別名も
果実は、赤く艶やかに熟します、ルビーの輝きです。
下図は、葉も実も「ニシキギ」に似た「コマユミ」(小真弓)、枝に 翼が無いので区別できます。
「フウ」の並木も紅葉しています、市街地には、珍しい喉かな光景です。