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花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

秋の ”宝石” (1)

2020-10-14 | 植物 花

 " 秋の宝石” (1)と題して「サンシュユ」と「アロニア」の赤い実を挙げてみます。

赤い実をルビーに喩えてみました、赤く照り輝き、ルビーの様です。

<「サンシュユ」(山茱萸)>

朱色に輝く楕円形の実は、美味しそうですが、食用(渋い味で不向き)より

乾燥した果肉を薬用、生薬として利用するようです。

唯、”ヨーグルトの木” の名前も付いていて、暖めた牛乳に、此の「サンシュユ」の木の枝を挿して

一夜置くとヨーグルトが出来る記事が載っていました。

ブルガリアでは、「ヨーグルトの木」として、実際にヨールルトをつくる由 

ミズキ科、ミズキ属、耐寒性落葉小高木、中国、朝鮮半島原産、学名 Cornus officinalis 

別名「ハルコガネバナ」(春黄金花)、「アキサンゴ」(秋珊瑚)、「ヤマグミ」(山茱萸)

尚、「サンシュユ」の名前は、「山茱萸」の音読みで「サンシュユ」になった由

「春黄金花」は、春に咲く花の姿を、「秋珊瑚」は、赤色が珊瑚を

「山茱萸」は、「茱萸」の実に似ているから付いた名前とか

九州宮崎の民謡<稗搗節>に詠われている<サンシュユ>は、「サンショウ」(山椒)のことで

此の「山茱萸」とは違うとのこと、此の地方では、「山椒」を<サンシュユ>と称するとのこと



他を gif  にもしてみました。

花は、”春告げ花” の一つで、葉が出る前、2月~3月の頃に、散形花序に、多数の黄色い小花を咲かせます。

樹木全体が、黄金色に輝きます、別名「ハルコガネバナ」(春黄金花)の名前の由来です。

 次の ”宝石” は、「アロニア」の赤い実です。

次は、「アロニア」の赤い実、黒い実、暗紫色の実です、「アロニア」の種類によって、熟した時の色が違います。

「アロニア・アルブティフォリア」(Aronia arbutifolia)は、赤色、「アロニア・メラノカルバ」(Aronia melanocarpa)は、黒色

両者の交雑種は、「アロニア・プルニフォリア」(Aronia prunifolia)は、暗紫色です。

初夏の頃、「梨」の花に似た白い花を散房花序に咲かせます。

バラ科、アロニア属、北アメリカ原産、落葉低木、英名 Chokeberry、Aronia 等

特に、「アロニア・アルブティフォリア」は、日本の「カマツカ」(鎌柄)に似てるので「セイヨウカマツカ」(西洋鎌柄)

「オータムベリー」等の別名が付いています。

また、「アロニア・メラノカルバ」には、「ブラックチョークベリー」(Black chokeberry) の他に “黒い実のナナカマド” の愛称が

黒い実は、ジャムやジュースに加工しますが、赤い実は、専ら観賞用です。

ポリフェノールが、「ブルーベリー」より多く含んでいるとかで、サプリメントとして、最近、人気が有ります。



下図=黒い実の「アロニア・メラノカルバ」(Aronia melanocarpa

漆黒に熟した果実は、”黒真珠” かな

下図は、上の2者の交配種の「アロニア・プルニフォリア」(Aronia prunifolia)です。

赤と黒を掛け合わせると此の様な色合いに

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