キキョウ科の花(2)には、「カンパニュラ・メディウム」、「カンパニュラ・グロメラータ」
「カンパニュラ・ラプンクロス」、「カンパニュラ・プンクタータ」を挙げてみました。
「カンパニュラ」Campanula spp. は、ヨーロッパ原産種を改良し多くの品種を作出した由
多くの園芸種が有ります、花色は、ピンク、青紫、藤色、白等が愛、花の形等も豊富です。
<「カンパニュラ・メディウム」>
別名に「フウリンソウ」(風鈴草)の名前が付いていますが、風鈴の様な形の花です。
総状花序をだして、上向きに花を咲かせます。
葉が地面を這うように広がり、中心から花茎が立ち上がり、枝分かれします。
内側の花弁が、カップ状の「カンパニュラ・メディウム ’カップ アンド ソーサー’」や
二重咲き等の珍しいものも有ります、仲間の「ホタルブクロ」(蛍袋)にも二重咲きが見られます。
<カンパニュラ>は、ラテン語の Campana (鐘)に由来するとか
キキョウ科、ホタルブクロ(カンパニュラ)属、耐寒性二年草、学名 Campanula medium、英名 Cantarbury bells
下図が、「カンパニュラ・メディウム ’カップ アンド ソウサー’」”Cup and Saucer” です。
白色の花も ・ ・ ・
次は、「カンパニュラ・グロマラータ」(竜胆咲きカンパニュラ)です。<「リンドウザキカンパニュラ」(>
漏斗状の花が、総状に着きます、「竜胆」の様な花を咲かせるので、此の名前が付いた由
花色は、青、青紫以外にも白色の花が有ります。
九州地方の山地には、「竜胆咲きカンパニュラ」の変種の「ヤツシロソウ(八代草)
Campanula glomerata var.dahurica が 自生しています。
キキョウ科、ホタルブクロ(カンパニュラ)属、耐寒性多年草、ヨーロッパ北部、中央アジア、シベリア原産
学名 Campanula glomerata、英名 Clustered bellflower <"ベル型の花の集まり” >
別名「カンパニュラ・グロメラータ」
尚、「カンパニュラ」は、ラテン語 campana ”小さい鐘” の意味とか
次の「カンパニュラ」は、「カンパニュラ・ラプンクルス」です。
<「カンパニュラ・ラプンクルス」>
ヨーロッパ原産の「カンパンニュラ」Campanula spp. の ラプンクルス種を日本の或る種苗会社が作出した由
小輪の花で淡いブルーと披針形の葉が、名前の通り涼しげです。
キキョウ科、カンパニュラ属、ヨーロッパ原産(園芸種)、学名 Campanula rapunculus、英名 Rampion Bullflower
下図は、園芸種「カンパニュラ・ラプンクルス」Campaniula rapunculus 'Suzuhime'
最後に、“山野草” として御馴染みの「ホタルブクロ」(「カンパニュラ・プンクタータ」)です。
釣り鐘型の花を下向きに咲かせます、特徴として、五枚の萼が、大きなV字形をしていて、其の間に反り返った
副萼片が在ることです、萼は、丁度「茄子」の<ヘタ>に似ています。
名前の由来は、<子供が、蛍を此の袋の様な花の中に入れて遊んだからとか、一方、昔、チョウチン(提灯)を古い名前で
ホタル(火垂)と呼んだからとか>との説が有りました、<蛍を包む袋>も、<提灯の形>も頷けますか
日本、中国、朝鮮半島原産、多年草、学名 Campanula punctata、英名 Chinese rampion、Bell-flower
赤紫色の花も
<各画像は、クリックで拡大表示します>