旧信越線 小諸と篠ノ井 ~がんばれ、しなの鉄道!

2008-08-24 22:26:57 | 鉄道紀行&乗り物

JRではなくなったために、「駅ビル」化を免れた?小諸駅構内。
天井の高さとか、何だか知らないけど、ひどく懐かしい。


 「18きっぷ」は、やはり凄い。先週の三日間でどれくらい得したのか、正規の料金に換算してみたら何と17910円! まだ二回分残っているのに、すでに6410円も得した計算になった。「18きっぷ」の料金は11500円だから、一日2300円以上乗れば元が取れるわけだけど、内訳を見ると一日目=6110円、二日目=3880円、三日目=7920円分乗っていた。地方の私鉄に乗る際も、「18きっぷ」をうまく使えば交通費を大幅に節約することができるし、何といっても、気の向くまま途中下車できる一日乗車券になっている点が一番うれしい。

 というわけで、小諸に着いたニワトリさんは、接続する「しなの鉄道」(別料金。小諸~篠ノ井間930円)を右(軽井沢)に行こうか、左(篠ノ井)に行こうか、いったん改札の外に出ながら考えた。
 JR東日本は、長野新幹線を開業した際に、信越本線の(碓氷峠を越えなければならない)横川~軽井沢間を廃止し(連絡バスで結ばれているが・・・)、軽井沢~篠ノ井間については「しなの鉄道」に譲渡した。
 こうして、高崎から新潟まで結んでいた信越本線は、高崎~横川間と篠ノ井~新潟間に分断されてしまったのだが、篠ノ井から長野までの区間は「しなの鉄道」とJR篠ノ井線がそれぞれ乗り入れていることから、それらの線の延長と考えた方が分かり易く、長野~新潟までの区間も、JR西日本やJR東海の車両が乗り入れる関係上、長野~直江津間と直江津~新潟間に分かれて運行されている。


                   



(右)小諸駅にて、JR小海線のキハ110系と「しなの鉄道」のクハ115系のツーショット。「しなの鉄道」は、信越本線の開業120周年に際して、169系の車両に国鉄時代の湘南色(緑とオレンジのツートン)の塗装を施し、直江津まで走らせている。「しなの鉄道」の車体色を赤とグレイにしたのは、ステンプラカーの導入を見込んでのことらしいが(赤=プラ、グレイ=ステンレス)、この際全ての車両を湘南色に戻すべきだと思う。将来導入する車両も、ステンプラカーよりも201系の中央線とか、長野電鉄のようにロマンスカーを購入した方が集客力も上がるのでは?
(左)ホームの屋根を支える柱も、このように非常に魅力的だ。


                   



 ホームも跨線橋も素敵なのに、この駅舎は・・・! 標準的な平屋の駅舎に無理やり二階を乗っけてしまった感じ。アンバランスの極みだが、この角度だと二階部分が巨大な看板に見え、いよいよ格好悪い。




                   

 それでも、新幹線のために高架化されたJR篠ノ井駅よりましかもしれない。それにしても、高架の駅はどうしてこんなに味気がないのだろう。茹るような暑さの中、30分近く電車を待った。金属音と共に、新幹線が矢の如く通り過ぎて行った。


                    

 暑さを和らげてくれた貨物の引き込み線と、愛嬌たっぷりのセグロセキレイ。篠ノ井駅は「JR貨物」の車両基地でもあり、機関車をつけかえるために10本ほど引き込み線が敷かれている。

 書き終わる直前に記事を飛ばしてしまい、絶叫しました。最初から書き直しとは、非常に辛かったです・・・。


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