日本一短い樽沢トンネルは緑に覆われていました。向こう側がわかるかな?
この週末は、私用で長野県の奈良原に一泊二日で行っていたのですが、ただ行くだけでは面白くないので、アマガエル君(Ninja250R)を出して、ストレートに小諸ICに向かわず関越道の渋川・伊香保ICに向かいました。川原湯温泉を訪ねて草津口から軽井沢方面に下ろうという計画です。これまでは、JR吾妻線を使って川原湯温泉駅から歩いて通っていましたが、バイク旅もなかなか楽しかったです(3時間で到着)。
先日、国土交通省関東地方整備局が、昨秋より実施してきた「八ッ場ダム検証」の結果を公表しました。「このままダムを造った方が代替案で治水・利水を行うよりコストが安い」とのことですが、国土交通省関東地方整備局はダム建設事業を一貫して進めてきた組織なので、彼らの「検証」など原子力行政の「それ」と同じように全く意味のない「最初に結論ありき」の「やらせ」でしかありません。にもかかわらず、NHKを始めとする報道番組や新聞各紙は、このたびの「大本営発表」を無批判で報道していました。情けない限りです。
大人気なく憤りを覚えて道草することになったニワトリでしたが、(毎回毎回)全長7mの樽沢トンネルの下に立ち、(貸切状態で)お気に入りの「笹湯」を浸かっているうちに、すっかり童心に返ってしまいました。この美しい吾妻渓谷がダム湖に沈むことがどうしても納得できないし、また信じられません。
最後の日まで通うことになるだろう・・・後ろ髪を引かれながらこの地を後にしました。
(次回は紅葉の頃に行くつもり)
樽沢トンネルの全景(クリックすると大きくなるよ)。岩盤に生えている一本松を守るために、わざわざトンネルを掘ったという伝説もある。トンネル自体は水面下に沈まないが、川原湯温泉駅の移転に伴い従来の線路は使われなくなる。走行中に何度か吾妻線の列車とすれ違ったが、ここでもすれ違ってしまった! 時刻表をチェックしておけば、トンネル通過中の写真を撮れたのに・・・。
川原湯温泉の見晴台?から駅方向を望む。虫の声に混じって列車の汽笛が山間にこだました。そろそろ、ここを離れて目的地に向かわないと・・・。駅近くでも、ダム湖を渡る橋の橋脚建設工事が始まっていて、三連休初日の土曜日も巨大なクレーンが資材を上げていた(見えるかな?)。付帯工事は着実に進行している。
大好きな「笹湯」。この日は「笹湯」だけに入った。
(追記) 冬の鱒沢トンネル(枯れてます)を駆け抜ける電車の写真は、 → ここをクリック
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