一年後のやせっぽち

2010-05-28 23:50:15 | 自然&いきもの+ゾウのはな子


木の上にいた「やせっぽち」


 28日は3時50分に起きて、4時半に家を出ました。毘沙門湾に直行するなら、観音崎や浦賀を通らずに横須賀から久里浜へ抜けた方が速いのだけれど(日中は道が渋滞するので、海岸回りの方が速いかも。急がば回れ?)、海を見ながら走っても6時20分に毘沙門湾に着いてしまいました。早朝出発すれば、2時間かからずにここまで来れてしまうのですね~。
 それにしても、寒気団が日本列島に入っているせいで、長袖にウィンドブレーカーを着込んでいても寒い! 我慢できないほどではなかったけれど、毘沙門湾に着いてアオガエル君から降りると、しばらく震えが止まりませんでした。冷却水の温度ゲージがLOWレベルを差したまま上がってこなかったので、そのことからも空気が相当冷えていたことがわかります。

 先日じゃれついてきた猫には会えませんでした。どうしたのだろう? その代わり、去年一年何とか生き抜いてきた「やせっぽち」と、先週に引き続いて会うことができました。一週間前に目撃したときは、「一年前より恰幅がよくなった」と思い、ブログにもそう書いたのですが、間近で見る「やせっぽち」の無残な姿にショックを受けました。
 「やせっぽち」はチェシャ猫みたいに木の上に座っていました。近づいても逃げるようなことはないのですが、そこから全く動こうとしません。ここが一番安全で落ち着く場所なのかな? 
 トレーに入れたドライフードを木の上の「やせっぽち」の顔の前にかざしてあげると、鼻をぐしゅぐしゅ言わせながらきれいに食べました。首の左後ろの毛が抜け露出した肌は肉がえぐれるほど傷ついていて、傷口から血が赤く滲んでいます。右首下と脇の下から肢にかけては皮膚病でしょうか、ところどころ毛が抜け落ちて肌が露出していました(こちらの方は肌が乾燥していて、それほど痛そうには見えませんが・・・)。相変わらず鼻風邪をひいているようだし、四肢やお腹の汚れ具合から、一年間の苦労を思い知らされました。


 

(左)偶然、木の上にいる「やせっぽち」を発見しました。AFが後ろの草に合焦しています・・・。
(右)とても人なつこしい「やせっぽち」だけれど、降りるつもりはなさそうです。他に2匹の猫が姿を見せましたが、すぐにUターンしてしまいました。


(左)1時間後は城ヶ島にいました。メタボ猫!を発見・・・。
(右)ここの生活も決して楽ではないのですが、何とものどかに見えてしまいます。9時に毘沙門湾に戻りました。


 毘沙門湾に戻ると、やせっぽちは日当たりの良い岩陰に移動してうずくまっていました。自分が近づくと、小さくひと声鳴きました。


 苛酷な環境下でよく一年頑張ったと思いますが、一年前と比べると(家に戻ってから写真でも確認)、格段に弱っているような気がします。キャットフードの缶詰を開けたら、むしゃむしゃ食べてくれたのは良かったけれど、心配です・・・。そのままずっと隣にいたのですが、「やせっぽち」が起き上がり、先ほどの木の上に戻ったところで
(9時50分)、自分も家に帰ることにしました(どこにも寄らず、逃げるように帰った?)。帰りもわりかし順調で、
12時20分に家に着き(今回燃費=31.44km/ℓ)、クルミさんが床に転がって自分を迎えてくれました。あの日、観音埼灯台近くの山中でクルミさんと出会わなければ、「やせっぽち」が家で留守番していたかもしれません。それが「縁」なのだと割り切ることができればいいのですが、実際は・・・。

 夜は、中学&高校時代の友達と居酒屋で月例会? 午前様にはならなかったのだけど、もう2時! そろそろ寝ないと・・・(日付は昨日にしておきます)


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