横浜寄り道 ~あの日に帰りたい?

2009-04-21 17:05:05 | オートバイ春夏秋冬


 19日の日曜日は、ややお疲れ気味だったので、ゴロゴロしていようかとも思ったのですが(午後から映画を観に行くとか・・・)、とても良い陽気だったのと、この日を逃すと月末まで休めそうにないので(次のお休みは実習に行かねばならないし・・・)、予定どおり出かけることにしました。先週は「山」に行ったので、今回は「海!」を目指しました。
 小学生卒業の春休みに、一泊二日の行程で三浦半島を一周してきました。初日は、横須賀から観音埼灯台&剣埼灯台&城ヶ島灯台と、三つの灯台を回って城ヶ島ユースホステルに泊まり、二日目は、城ヶ島から船で油壺へ渡り、油壺から葉山、逗子と回って帰途に着きました(中学卒業の春休みも同じルートで出かけましたが、このときは剣埼灯台から城ヶ島まで海岸線を歩き、城ヶ島で連泊しました)。
 自分たちで計画を立て、ユースホステルの会員になって宿を予約、時刻表で鉄道やバスの時間を調べ、二万五千分の一の地図とにらめっこしながら、ときには道なき道を進みました。
 このコースは、ニワトリさんの旅の出発点です。ここで感じたことから全てが始まりました。二輪を手に入れたときも、このルートを走ってみましたが、それも遠い昔の話・・・なんて感傷に浸るのもいいけど、あれからどれくらい景色が変わったのか、あるいは変わらないでいるか、アオガエル君と訪ねてみることにしました。家を出たのが8時半、やや遅いスタートですが、昼過ぎには城ケ島に着くだろうと考えていたところ・・・(写真は、横浜「イタリア山庭園」にある「外交官の家」)


(左)東八道路から環八を南下して第三京浜「都筑インター」近くで、オドメーターが1000kmになりました。路肩に寄せて記念撮影? 第三京浜で初めて1万回転以上エンジンを回して見ました。4000回転では平和にのんびりと、6000回転も回せば交通の流れを十分リードできますが、8000回転を超える頃からパワーがグーンと盛り上がってきて、エキゾーストノートもレーシーなサウンドに変わります。快感! 
(右)第三京浜(二輪=200円)から横浜新道(150円)→横浜横須賀道路(3月20日に全線開通)を利用すると観音埼まで一気に走れるのですが、通行料金が高いことで知られる横横道路でも、ETC休日半額キャンペーンが行われていたので、ETCカードしか持っていないニワトリさんは大いに憤慨して、狩場インターで一般道に降りてしまいました。せっかくだから、ちょっとばかり横浜に寄っておこうと、数十年ぶりに「大桟橋」を訪ねてみたら、ずいぶんと景色が変わっているじゃない! 青春時代は赤煉瓦倉庫しかなかったのにね・・・(ランドマークには何回か行ったことがあるけど)


 激変した「大桟橋」だけど、それ以前の姿を覚えていないことに愕然とした? 屋上には芝生とウッドデッキが張られ、非常に気持ちのいい空間が出来上がりました。公募で決まった愛称が「くじらのせなか」。確かにそんな感じがします。『白鯨』のエイハブ船長か、クジラに飲みこまれる前の『ピノキオ』になった気持ち? このクジラ、背中じゃなくてお腹を上に向けてるようにも見えますが・・・黒い服の女の子がいい感じで佇んでいました(クリックすると現れるよ~)。


(左)大変広い「くじらのせなか」。クイーンエリザベスⅡ世号など、豪華客船もここに泊まります。ベイブリッジも見えますね!
(右)ウッドデッキは、非常に複雑な構成になっていて、微妙に角度を変えながら階段状に張られています。未来的なデザインですが、ウッドデッキに芝生というのが人肌に心地良い~♪


 ランドマークタワーと「みなとみらい21」。夜景が美しいことでも有名ですね。手前に見える赤レンガ倉庫は、昔から有名でした・・・


 その昔、横浜といえば、「くじらのせなか」を挟んで「みなとみらい21」の反対側に見える氷川丸&マリンタワー&山下公園が定番だったのですが・・・氷川丸&マリンタワー共に、2006年12月25日をもって閉鎖されてしまいましたが、氷川丸はリニューアル工事を施し08年4月から一般公開再開となり、置き去りにされていたマリンタワーもリニューアル工事が決まり、来月23日に再び明かりが灯る運びになりました。よかったね~。


 今年は、開港150周年の節目を迎えていますが、19世紀後半から20世紀初頭にかけての建物も、ちらほら残っているようです。この二棟なんか、いいですね~。横浜に来ると、いつも思いながらなかなか実行できないのが、街歩き。今度じっくり歩いてみようかな?

 青春時代、多摩の田舎者にとって、横浜は憧れの土地でした。松任谷になる前のユーミンを聴きながらこの街を流すと、ますます感情移入できるような、そんな気持ちになりました。激変したとはいえ、大桟橋を訪ねてしまったら、それだけでここを去るわけにはいかなくなったニワトリさんは、最低限必要と思われる場所を回ってから横須賀に向かいました。昨日、夜勤前にチマチマ書いて、夜勤明けにさらに書きこんでUPさせるつもりでしたが、ここで一度切りますね。泣きながら写真はちぎらなかったけれど、あの日に帰りたい~♪