お盆の最中の8月15日にはお寺で初の試みのコンサートが開かれました。
スティールパンという楽器を中心にしたコンサートでした。
スティールパンという楽器は初めて知りました。
「スティールパンはカリブ海の南に浮かぶ島国、トリニダード&トバゴ共和国で生まれました。
元々ドラム缶から作られた独特の倍音を持つメロディー楽器です。
カリブ海で唯一石油産出国でもあるトリニダード&トバゴでは、ドラム缶は馴染みのある廃材です。
そのドラム缶を輪切りにして、表面を叩き、音程を作ったものがこの楽器です。」という説明をしてくれました。
その音色は透き通っていて、美しい海の中を熱帯魚が泳ぎ回っているのを想像させるような響きでした。
単なる打楽器ではなく、音階があるのがすばらしいです。
共演してくれたのは低音のチェロと
6弦ギターでした。
お寺の境内は様々な色のサルスベリの花が咲いていました。
不安定な天気が続き、この日も雨が降り始めましたが、一服の清涼剤となった演奏会でした。