前にも書きましたが、ルーアンは「街そのものが美術館」という言葉通り、通りにはノルマンディー地方の
古い木組みの家が立ち並び、タイムスリップしたようでした。
日本の木造家屋は縦に通し柱を立てて、横に梁を組んでいきますが、木組みの家は1階部分の箱に、
2階部分の箱を乗せ、3階、4階と高くなっていくような作りです。
ですから上にいくにつれて面積が広くなり、道路側にせり出しているようになっています。
これは地上部分の面積で税金が決まったとか、2階、3階などごみを捨てるのに、せり出していたほうが
便利だったとか言われています。
今はこんな造りは禁止されているようですから、せり出した建物は古いのだとわかります。
何しろ通り全体がテーマパークのようで、どこを撮っても絵になる風景ばかりでしたから、
同じような写真がいっぱいです。
これは大聖堂のすぐそばにある、17世紀に建てられた「カテドラル」というプチホテルです。
当時から多くの芸術家に愛され、今も現役です。
ルーアンの木組みの家は、木の部分がカラフルに塗られていてとてもきれいです。
ちょっと寄り道をして、ここはサン・マクルー回廊です。
14世紀に黒ペストが流行して、市民の3/4が被害にあったために、ここに建物を建てて遺骨を収容しました。
現在は美術学校として利用されています。
サン・マクルー回廊の入口です。
建物が階を重ねるごとに外側にせり出しているのがおわかりでしょうか。
しばらく歩いて後ろを振り返ったら、大時計のそばの丸いドーム型の鐘楼がよく見えました。
ノルマンディー地方の見学を終え、いよいよ見学も終盤、パリ市内に近づきます。
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