輪王寺大猷院の3つ目の門、夜叉門まで来ました。
赤いブレザーの人が、堂者引きで、私たちをガイドしてくれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/da/0fb12868844c7b9e4c5d9c7ae48d6fb6.jpg)
夜叉門は霊廟に悪鬼が侵入しないように、4体の夜叉が守り固めています。
東は「阿跋摩羅(あばつまら)」金色の肩掛けと白虎の毛皮を腰に巻き、おしゃれな姿ですが、表情は威圧感があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/2b/1b17e0ee5bf23175bc5e4bd889be1b84.jpg)
西は「犍陀羅(けんだら)」右手にこん棒を持ち、柄の腰布をまとい、水玉模様のブーツをはいています。
ひょうきんな表情をしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/1a/e7f51fec44475fa7bd45592efa5fc765.jpg)
南は「毘陀羅(びだら)」肩から金色の布をまとい、わかりにくいですが膝当ては、ナマズが顔を出しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/90/1c03b6254a153b53b951927f38253d5b.jpg)
北は「烏摩勒伽(うまろきゃ)」左手に弓、右手に破魔矢の原点である矢を持ち、像の膝当てをしています。
「膝小僧」とはこの姿から生まれた言葉だそうです。
それから四体の後ろの壁面のほか、欄干、扉の羽目板部分に牡丹唐草彫刻がいっぱいで、別名「牡丹門」とも言われています。
美しい牡丹の彫刻もご覧ください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/80/9a77b3d058b3552fde824af8cbfba9e8.jpg)
4番目の門は唐門です。
拝殿の入口にあるこの門は、高さ3mと小規模ながら、繊細な彫刻、金や白の採食が施されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/71/56ffbcc2a154b899c236bc230b4df628.jpg)
両側の袖塀には百間百体の鳩の彫刻があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/3d/ebf15976059675de347ee4c31bb0ff2f.jpg)
いよいよ国宝の金色に輝く拝殿です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/bc/4492eaf9515885f8235ae3d4826cb13f.jpg)
左側の拝殿、真ん中の相の間、右側の家光のご尊像が祀られた本殿と連なる権現造りです。
たくさんの金彩が使われているので、別名「金閣殿(きんかくでん)」と呼ばれています。
拝殿の内部に入ることもできました。
内部には、狩野探幽(かのうたんゆう)の描いた唐獅子、天井には140枚の龍の絵、家光公が着用した鎧などを見ることができました。
ここで一番のハイライトは、徳川家康公400年御遠忌を記念し、大猷院の創建以来、非公開とされてきた秘蔵の「家康公の御位牌」が公開されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/08/8aaeaef72d95b5fcccb11dc99288bc0c.jpg)
5番目の最後の門は皇嘉門です。
家光の墓所がある奥の院の入口で、中国・明朝の建築様式を取り入れて、竜宮門とも呼ばれています。
ここから先は非公開のため入ることができませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/9b/75cdfa7e11b26de1fbdf23460cc03d0b.jpg)
尊敬する家康を凌いではいけないとはいいながらも、これだけのきらびやかな建造物の数々を見ると、家光も周囲の人たちから尊敬されていたのだと感じました。
天界からのパワーをもらった気がしました。
次回はいよいよ日光東照宮です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます