バスで鎌倉を訪れたのは4月末のことで、もうすぐ1か月過ぎてしまいます。
旅行記を書くのは時間がかかって、つい後回しになってしまっていましたが、記憶が薄れないうちに始めたいと思います。
今回はバスでそれもGW直前でしたので、混雑も予想して、見学は円覚寺と鶴岡八幡宮の2か所だけでした。
以外にもそれほど人は多くなく、絶好の行楽日和で春の鎌倉を楽しめました。
最初は臨済宗円覚寺派の大本山円覚寺です。
個人で鎌倉を訪れた時は、北鎌倉で降りて歩き始めまると、最初に見えるのが円覚寺です。
あまりにも大きいお寺なので、いつもは通り過ぎていました。
今回は同行者の中に円覚寺を総本山とする末寺の檀家さんがいたので、一般では見学できないところを特別に見せていただきました。
円覚寺の創建は弘安5年(1282年)で、主な目的は蒙古襲来で戦没した多くの霊を敵味方なく弔うことでした。
最初に見えてきたのが総門です。
参道に沿って歩いていきます。
次が山門、三門ともいい、諸々の煩悩を取り払って涅槃・解脱の世界である仏殿に至る門とされています。
新緑の緑がきれいです。秋の紅葉はまた美しいでしょう。
松嶺院は、円覚寺第150世・叔悦禅懌(しゅくえつぜんえき)の塔所です。
選仏場とは、仏を選び出す場所という意味で、修行僧の坐禅道場のことです。
仏殿は円覚寺のご本尊が祀られている建物です。
大正12年(1923)の関東大震災で倒壊しましたが、昭和39年(1964)に再建されました。
ここは横目で見て通過しました。
居士林(こじりん)は禅を志す在家のための専門道場です。
アジサイの季節に訪れると花は終わっていますが、今はまだこれからのイワタバコです。
妙香池を左に見て過ぎると・・
いよいよ国宝の舎利殿が近づいてきました。