あぜ道日記

田舎暮らしの中で、自然や季節の花々、時々お出かけを、写真で綴ります。

神戸*淡路島の旅(14 最終回)淡路島の地震の記憶

2015年01月17日 | 災害
阪神淡路大震災は今日でちょうど20年目。
新聞やテレビでは地震の様子や、その後の復興のあゆみ、そして防災の心構えなどが報道されています。
昨年12月ちょうど20年目の節目の年に神戸と淡路島を旅行してきました。
街の様子は地震の爪痕などは感じられませんでしたが、報道で見ると、被災者の心の痛手や、経済的なことなど、まだまだ復興したとは言い切れないのだと改めて感じました。

この旅行記の最終回は、地震の根源となった淡路島の野島断層の様子です。
地震によって淡路島の北淡町では断層が10kmに渡りあらわれました。
地面が1~2mもずれ、50㎝~1.2mも隆起しました。
この地震断層は、以前から活断層として知られていた野島断層にそって地面のずれと段差があらわれたものです。

このことは、兵庫県南部地震が野島断層の再活動によって起こったものであることを示しています。
この貴重な野島(地震)断層を将来にわたり保存・活用していくべきだという意見が多く寄せられ、保存館ができました。
阪神淡路大震災はどんな風にして起きたのか、改めて勉強することができました。


まず入り口に入ると、神戸の地震直後の様子が復元されていました。









道路は隆起し、まっすぐだったU字溝は曲がってしまっています。









一部断層はふたつに分かれ、主断層が1m、副断層が40㎝隆起しています。









水色の丸い二つのマークは、元々は一直線でした。









青いマークはあぜ道だったところ、隆起してずれています。









床下を断層が通っている家ですが、倒壊せずにメモリアルハウスとして保存されています。









家の塀は1.2mもずれています。









震度7の揺れでぐちゃぐちゃになった台所の様子が再現されています。









見学して改めて地下に何があってどうなっているのか脅威を感じました。
まだまだ苦しんでおられる方が1日も早く元気になられますように、そして亡くなった方のご冥福をお祈りして、神戸・淡路島の旅行記を閉めたいと思います。

最後は追悼のルミナリエの写真です。



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