exit

そんな独り言
cafe-subaru blog
http://www.jomon.ne.jp/~subaru55/

若さ

2016年08月24日 18時03分22秒 | Weblog

折角、津軽方面に来たんだから、
昼はラーメン街道。

新店になってる。

ああ、ここにしよう。

ラーメンの上に、
山盛りになったもやしが一際目を引くポスター。


なになに、
・普通
・野菜まし
・野菜ましまし
の3つがあり、値段はどれも同じだという。

「ましまし」は、無理だな。
高さが30cmはあろう。
2番目の野菜ましでオーダー。


席に着くと、
隣の若者がもやしと格闘していた。

小柄な青年。
二十歳くらいか。
草食系って感じの青年。

「ましまし」ではなさそうだ。
「まし」の方か。


ふふん、
この手のラーメンはな、先にトッピングに手を出したら駄目なんだよ。
先に、下に隠れている麺をやっつけるんだよ。

時間が経つにつれて、
麺が延びてくると、結構辛いんだよ。

オヂサンの世代はだな、
なおじろうチャンポンで鍛えてるからな、
食い方が分かるんだよ。


時折、宙を見つめ咀嚼する。

おいおい、
まだ、もやし、いっぱい残ってるぞ。

味に変化を求めたか、
胡椒をふり掛け始めた。

苦しいのだろう。


席に着き、7,8分だろうか。
私のラーメンが到着した。
思ったより、もやしの量が、多い。
もやしだけでも丼一杯分位ありそうだ。

さあ、追い上げるぞ!
      ↑
    何を?


基本に忠実に麺を先に啜る。
それだけで、もやしの高さが、グンと低くなる。
こうなると、精神的にも楽だ。


彼は、動きが止まる回数が増えてきた。

宙を見つめ、放心状態のまま噛んでいる。

若いからイケると思ったんだろう。

しかし、
滝の様な汗だぞ。

ああ、
レンゲなんか使っちゃ駄目だろ。
一口当たりの量が減る。
ガンガン、箸で放り込まなきゃ。


こちらは麺が無くなると俄然、楽。
チャーシューを混ぜながら、
味にアクセントをつけたりして。

彼は、
また胡椒の缶に手を伸ばす。
最早、味が分からなくなってるのか。


意外と大食いの私でも、楽々って程じゃない。
何たって、熱い。
汗だくだ。


ミッション終了。

私は席を立つ。

ふと彼を見ると、
箸に掛かるもやしの量が少ない。

頑張れ、ゴールはすぐそこだ。





しかし、

ラーメンって、こんなに苦しいものだっけ?

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雲を眺め | トップ | モニタリング »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事