「私たちが神のしもべたちの額に印を押してしまうまで、地にも海にも木にも害を加えてはいけない。」(黙示録7:3新改訳)
患難時代が始まり、四人の御使いが地上に大きな害を及ぼそうと準備を整えたが、もうひとりの御使いが東の方から上り、「定められた数の神のしもべたちの額に印を押すまで待て」と命じた。▼こうして特別に選ばれたイスラエル民族十四万四千人の額に印が押されるのである。おそらくこの人々は地上に迫害の嵐が吹き荒れる中、福音を信じるよう全世界の人々に働きかける証人たちであろう。十四万四千人の使徒パウロが出現すると思えばよいのではなかろうか。▼患難時代の前半、地上の自然界は大災害により荒廃に次ぐ荒廃、それとともに信仰者への激烈な迫害が起きるのであろう。その中をイスラエルから選ばれた使徒たちがいのちをかけた宣教を行い、結果として数えきれない諸国民たちが回心し、同時に殉教して天に召される。ヨハネが天において見た無数の人々とは彼らの姿だと思われる。大迫害の嵐にもかかわらず、信仰復興が地上をおおうとはすごい。