「すると彼は、私に答えてこう言った。『これは、ゼルバベルへの主のことばだ。「権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって。」と万軍の主は仰せられる。』」(6新改訳)
ペルシャ帝国からユダヤ総督に任命され、神殿再建に当たっていたゼルバベルは、特に力づけられる必要があった。
人は権力を持ったからといって、何でもできるわけではない。米国の大統領や日本の首相をみればよくわかる。またいかに博学多才の徒であったとしても、力ある働きをすることは別である。モーセもそうで、エジプトの王子としてことばにもわざにも力があったのに、80の老人になるまで、何もできなかったのだ。
大切なのは神に心からより頼み、その御手に握られて働くことである。ゼカリヤは預言者として、総督ゼルバベルにそう進言したわけである。
私やあなたも、生来の力が神の前には無力であると悟り、ただ信仰と聖霊によって歩むべきではないだろうか。主イエスもおおせられる、「いのちを与えるのは御霊です。肉は何の益ももたらしません」(ヨハネ6:63同)と。
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