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しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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聖日の朝に <目が見たことのないもの>

2024-04-28 | みことば静想
「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、人の心に思い浮かんだことがないものを、神は、神を愛する者たちに備えてくださった。」(Ⅰコリント2:9新改訳)

やがて出現する新天新地、その中心にある都・エルサレムの様子が黙示録の最後に記されている。御霊に導かれてそれを目撃したヨハネが記録したが、今の私たちに描くことはできない。というのは、私たちが想像で心に描いたとたん、それは今持っている知覚で見たこと、聞いたこと、思い浮かんだことになってしまうからだ。そうできないほどすばらしい姿であると、聖書は私たちに告げている。いったい、どんなエルサレムなのであろうか。▼新しい天、新しい地だけでも心おどるのに、そこに神のもとから姿をあらわし、美の極致(きょくち)として静々(しずしず)と降下(こうか)してくる巨大な都エルサレム、人間がはじめて見る創造の傑作品(けっさくひん)、永遠の住まい、その瞬間、新しい世界に入れられた人間、宇宙、全被造物(ぜんひぞうぶつ)、千々万々の天使たちも、おどろきのあまり声を失い、感嘆(かんたん)のあまり、立ちすくむようにして都の威容(いよう)を見つめるであろう。▼全被造物は、神の御計画、御知恵、建設者としての無限の深さ、高さ、測り知れなさをはじめて目にする。そのご愛は、人間が一度も思い浮かべたことがなく、聞いたこともなく、見たこともないものである。「これが神たるお方の心にあったことなのか」と、私たちは驚きをもってたたずむ。同時に全天地にとどろくばかりの大讃美、大頌栄(だいしょうえい)がわき起こるであろう。