しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <わたしを待て>

2023-07-19 | ゼパニヤ書
「それゆえ、わたしを待て。ーー主のことばーーわたしが証人として立つ日を待て。わたしは諸国の民を集め、もろもろの王国をかき集め、わたしの激(はげ)しい憤(いきどお)りと燃える怒りをことごとく彼らに注いで、わたしのさばきを下すからだ。全地は、わたしのねたみの火で焼き尽(つ)くされる。」(ゼパニヤ3:8新改訳)

ゼパニヤは「わたしを待て」と仰(おお)せになる神のことばを伝える。▼今は世界の国々が高ぶり、横暴(おうぼう)をきわめ、神の民イスラエルを苦しめているが、終わりの日が来ると、神は世界の国々をかき集めるようにしてイスラエルに来襲(らいしゅう)させ、そこで滅(ほろ)ぼしてしまう。エルサレムのただ中に、再臨(さいりん)されたイエス・キリストがとどまり、救いの勇士のように諸国の軍隊をさばくからである。▼苦難(くなん)の歴史をたどって来たイスラエルは心から喜び叫んで神をほめたたえるであろう。生き残った諸国の人々は偶像(ぐうぞう)を捨て、主の名を呼んで一つになって仕え、礼拝のためエルサレムに上って来る。イスラエルはそのとき、全地で栄誉(えいよ)ある祭司(さいし)の国として輝く。とはいっても、彼らは選民として諸国を眼下(がんか)に見ながらいばるのではない。自分たちがメシアであるナザレのイエスを十字架につけた者であることを知り、徹底的(てっていてき)に砕かれ、悔い改めて生まれ変わるであろう。だから世界を指導するといっても、しもべの国として喜んで諸国に仕(つか)える謙遜(けんそん)な民族となるのだ。▼こうして千年王国にあっては、イエス・キリストだけがあがめられ、賛美・礼拝されることになる。主を知る知識が大海のように世界をおおうとは、かくもすばらしい世界をもたらす。「主よ、すみやかに来たりませ。」