流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

鉄道歴史パーク in SAIJO 四国鉄道文化館 南館

2023-02-27 | 博物館・資料館等
愛媛県西条市に『鉄道歴史パーク in SAIJO』があります。

同施設は、観光交流センター、十河信二記念館、四国鉄道文化館北館及び四国鉄道文化館南館からなる西条市の観光・文化エリアです。
西条市が、4つの施設を観光・交流施設群として一体的に運営しています。
四国鉄道文化館南館では、幅広い年齢層の方々が楽しみ、鉄道を学べる施設とのこと。


「軌間可変電車 フリーゲージトレイン 第2次試験車」(GTC01-201)


フリーゲージトレインは、新幹線の標準軌(1435mm)と在来線の狭軌(1067mm)の異なる軌間(ゲージ)に車輪の左右間隔を自動的に変換して、直通運転を可能とする電車です。


軌間の異なる路線間を直通運転が出来るため、乗り換えの手間が無くなり、所要時間の短縮を図ることができます。


平成19年(2007年)3月にJR九州・小倉工場で完成し、同年から平成21年(2009年)にかけて、九州内の在来線や九州新幹線において試験走行が行われました。


平成23年(2013年)6月からは、新しい台車を装着し、予讃線・多度津~坂出間を試験走行しました。
同年8月からは、多度津~多喜浜間においてカーブ区間の試験走行を行いました。


試験走行の終了後、同館建設を機に西条市に無償譲渡されて現在に至っています。


「キッズルーム」
積木や木製玩具を使って、鉄道のしくみを学べる子ども向け体験コーナーです。


「鉄道ジオラマ」
四国4県の特徴ある沿線風景を再現しています。


「国鉄C57形蒸気機関車」(44号機)


同車は、昭和12年(1937年)から同22年(1947年)までの間に201両が量産された旅客用蒸気機関車です。


昭和50年(1975年)12月14日、国鉄による最後の旅客列車をけん引した蒸気機関車としても知られています。


展示車両は、昭和13年(1938年)3月30日に三菱重工・神戸造船所で製造された1次型として、北海道・岩見沢第一機関区において運行しました。


同車のスタイルから、『貴婦人』の愛称で呼ばれています。


展示車両は引退後、西条市民公園で保存されていましたが、南館建設を機に移設されて現在に至っています。


「国鉄キハ65形気動車」(34号)


同車は、昭和44年(1969年)に登場し、昭和47年(1972年)までに104両が製造されました。


急行用気動車として、強力な駆動エンジンと冷房電源エンジンを搭載していました。


シートピッチ(座席間隔)を拡大し、居住性を改善しています。


展示車両は引退後、JR四国・多度津工場で保管されていましたが、南館建設を機に移設されて現在に至っています。


「国鉄DE10形ディーゼル機関車」(1号機)


同車は、昭和41年(1966年)から同53年(1978年)までに708両が製造されました。
展示車両は、試作車2両の内の1号機です。


運転台は、横向きにに配置されています。
入換作業や短区間の折返し運転を主目的としたため、運転士が座ったまま首を動かすだけで運転方向の切替が可能な設計とのことです。


引退後、JR四国・多度津工場で保管されていましたが、南館建設を機に移設されて現在に至っています。


「軌道自動自転車」
在来線において、線路設備等の保守・安全点検を行う際に線路上を走行させて使用する自転車です。
JR四国での愛称が『レールスター』とのこと。


「線路諸標」
線路の保全や列車等を安全に運行するために必要な箇所に設置されています。


「信号機」
鉄道の信号は、進路の境界を示すと同時に進路の安全を保障する機能を持っています。


「動輪展示」
キハ65形、DE10形及び2000系気動車の輪軸が展示されています。


「通票閉塞(つうひょうへいそく)式」
単線区間を安全に運行する方式として、イギリスで1870年頃に開発されたものです。


「ヘッドマーク」
列車の最前部に取り付けたもの(ヘッドマーク)で、優等列車の場合、愛称名を掲げています。

同館の見学を通じて、鉄道関係の展示品に出会えました。
4つの施設を巡り、愛媛県及び鉄道を堪能できました。
ありがとうございました。
(*^^)/。・:*:・°★,。・:*:・°☆アリガトー

この後は、ご近所を散策します。・・・・・つづく(^_^v

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